一見すると空を飛びそうな羽を付けた船のようにも見えますが、実際は運搬船に橋桁が積まれた状態。トルコに架かる「チャナッカレ1915橋」と呼ばれる全長3,563mの吊り橋建造時の様子。
トルコに架かる「チャナッカレ1915橋」
トルコのマルマラ海とエーゲ海を結ぶダーダネルス海峡に架かる「チャナッカレ1915橋」は、2017年3月18日に建設が開始され、2022年3月18日に完成。日にちが揃っているのは、第一次世界大戦中のガリポリの戦いにおいて、トルコ海軍が連合国海軍に勝利を収めた1915年3月18日を記念するもの。
橋の桁下高さは69.3m、幅43.06m、双方向3車線の合計6車線、さらに両側に保守作業用の徒歩通路を備えている。2本の主塔の高さは318メートル、主径間の支間は2,023メートルあり、日本の明石海峡大橋(主径間1,991m)を32メートル抜いて、世界でもっとも主径間の長い吊橋。
橋桁の輸送
橋桁の輸送は「チャナッカレ1915橋」の建設現場から西へ約4.5kmのゲリボル(Gelibolu)ヤードで輸送船「GMK – I」に搭載されて運搬された。
「チャナッカレ1915橋」建設の動画
動画を見るとかなりのビッグプロジェクトだったことがよく分かります。ピックアップした動画の他にも多数アップされているので興味のある方はどうぞ。
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