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Boskalisのクレーン船「Bokalift 2」が完成し、台湾の洋上風力設置へ向け進行中

洋上風力発電

 Royal Boskalis Westminster N.V.の4,000トン吊り自航式クレーン船「Bokalift 2」が完成し、台湾のChangfang及びXidao洋上風力発電プロジェクトへ向けて移動中。

 「Bokalift 2」は既存船舶に4,000トン吊りクレーンとDPS性能を搭載した改造船。

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Changfang及びXidao洋上風力発電プロジェクト

 Changfang及びXidao洋上風力発電プロジェクトは、台湾で建設中の洋上発電プロジェクト。

Changfang及びXidao洋上風力発電プロジェクト
  • 設置位置:台湾中西部 彰化県 沖合
  • 発電容量:MHI Vestas V174-9.5 MW、9.5MW×62基=589MW
  • 風車基礎:着床式、先行杭ジャケット式(基礎杭は3本/基)
  • ジャケット形状:3本脚、高さ80m、重量1,200トン
海上工事は2021年7月開始
杭を打設している「Bokalift 1」(2021年)
出典:Boskalis

 2021年7月にジャケットを設置するための基礎杭打設を開始。この時はRoyal Boskalis Westminster N.V.が所有する3,000トン吊りクレーン船「Bokalift 1」が作業を行ない、48本の基礎杭を設置。

 「Bokalift 2」によるジャケット設置作業は2022年に行われる予定となっており、台湾へ向かって航行中。

台湾へ向かう「Bokalift 2」のAIS情報(2022年6月18日時点)
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改造船「Bokalift 2」

 冒頭でも書きましたが、「Bokalift 2」は改造船、コンバージョン船。元は世界最大の油田開発、洋上掘削を行うアメリカのTransoceanが所有していた掘削船「GSF JACK RYAN」。

掘削船「GSF JACK RYAN」
出典:FleetMon | WG7000
「Bokalift 2」の改造は2020年5月から
出典:Drydocks World

 「Bokalift 2」の改造は、ドバイに本拠を置くDrydocks Worldで2020年5月に開始。👆上の画像は鉄鋼切断式の様子。ここにも新型コロナウイルスの影が。みなさん2mの離隔を保って立ってます。

 この改造で使用された鋼材の量は9,000トン。改造により船幅が35mから49mに増加、全長は変わらず231mのまま、総トン数は47,079トンから60,825トンに1万トン以上増加。

 クレーンの設置は中国のHuisman Chinaで行われたようです。設置が行われたのは2022年に入ってから。

ドバイのDrydocks WorldからHuisman Chinaへ移動
出典:Drydocks World

 台湾での作業が始まれば様子をお伝えします。

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