中国で製造の「Moray West」向けモノパイル出荷完了

中国で製造の「Moray West」向けモノパイル出荷完了 洋上風力発電
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中国で製造の「Moray West」向けモノパイル出荷完了

出典:Dajin Heavy Industry Corporation

「Moray West Offshore Wind Farm」向けのモノパイルを製造する中国の大金重工有限公司(Dajin Offshore Heavy Industry)は、最終便となるモノパイル8本を運搬船へ積み込みが終わり、全48本の出荷が完了したことを発表しました。

スコットランド沖で建設が進められている「Moray West Offshore Wind Farm」では、Siemens Gamesaの14.7MW風力タービン60基と洋上変電所2基を設置する予定で、それぞれの基礎として合計62基のモノパイルを使用。62基のXXLモノパイルのうち、48基を中国の大金重工有限公司(Dajin Offshore Heavy Industry)が製造。残りのモノパイル14基は、Navantia Seanergies と Windar Renovables が合弁事業として請け負い製造しています。

2023年10月には4,000トン吊りクレーン船「Bokalift 2」により最初のモノパイル設置完了が発表されています。モノパイル設置に関して、一部の土質条件が悪い場所では油圧ハンマーに加えてバイブロハンマーを併用するということなので「Moray West Offshore Wind Farm」の施工進捗には注目しています。

「Bokalift 2」による最初のモノパイル設置
出典:OW Ocean Winds
バイブロハンマー「CAPE VLT-640 Triple spread
出典:CAPE Holland
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巨大なモノパイルを運ぶ半潜水式運搬船「祥和口」

最終便のモノパイル8本を中国からスコットランドまで運ぶのは、COSCO SHIPPING SPECIALIZED CARRIERS が運航する半潜水式重量物運搬船「祥和口」(XIANG HE KOU)。

巨大なモノパイルは長さが約80m、最大直径10m、重量2,000トン。しかし、半潜水式重量物運搬船「祥和口」の甲板スペースは、177.6m×43mと広いため最大直径10mのモノパイルを4列に並べて2セット積むことが可能。

船名祥和口
(XIANG HE KOU)
総トン数35,949トン
載貨重量トン48,163トン
長さ216.7m
43.0m
深さ13.0m
最大甲板深度13.0m
DPSDP-2
建造年2016年
半潜水式重量物運搬船「祥和口」
出典:COSCO Heavy Transport
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「Moray West offshore wind farm」の概要

「Moray West offshore wind farm」は、EDP Renewables と Engie の合弁会社 Ocean Winds および Ignitis Group によって開発されており、Siemens Gamesa「SG 14-222 DD」60基、洋上変電所2基の設置を計画している。変電所2基を含むすべての基礎は、モノパイルを採用。総発電容量は882MW、風力タービンの単機出力はパワーブーストにより14.7MWへ引き上げられる予定。

「Moray West offshore wind farm」の概要
  • 設置位置:スコットランド沖合の北海、水深22m~57m
  • 発電容量:882MW
  • 風力タービン:Siemens Gamesa SG 14-222 DD(パワーブーストにより14.7MW)、60基
  • 風車基礎:着床式、モノパイル
  • 完成予定:2025年初頭
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