Cadelerが中国企業から2,200トン吊りSEP起重機船取得
2025年5月22日、Cadelerは上海博強重工集団(Shanghai Boqiang Heavy Industry Group)から2,200トン吊りSEP起重機船「博强3060」(BO QIANG 3060)を買収することで合意したことを発表しました。
Cadelerのプレスリリースによると、2024年に完成したばかりのSEP起重機船「博强3060」は船名を「Wind Keeper」に改名し、2025年第3四半期にCadelerへの引き渡しがおこなわれる予定。購入価格は明らかにされていませんが、市場の見積もり調達原価を大幅に下回る価格だという。一体いくらなんだろう。
中国船級社(CCS)に登録されている情報では、SEP起重機船「博强3060」の船体寸法は長さ133m、幅53m、深さ11m、レグ長さ120m、最大作業水深70m。2,200トン吊りメインクレーンはHuisman製で、その他に300トン吊りの補助クレーンを搭載している。
Cadelerは「Wind Keeper」引き渡し後、いくつかのアップグレードを計画しており、完了すると15MWクラスの風力タービン設置に対応可能となる。Cadelerはアップグレードにかかる費用を含む「Wind Keeper」への総投資額を後日明らかにすると述べています。
2,200トン吊りSEP起重機船「博强3060」竣工時の概要
船名 | 博强3060 |
クレーン能力 | 2,200トン |
長さ | 133m |
幅 | 53m |
深さ | 11m |
レグ長さ | 120m (最大136m) |
最大作業水深 | 70m |
甲板スペース | 4,800m2 |
DPS | DP2 |
速力 | 8.4ノット |

出典:龙de船人
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