岡山県笠岡沖でガット船「第十八盛栄丸」と貨物船「大惇丸」衝突

岡山県笠岡沖でガット船「第十八盛栄丸」と貨物船「大惇丸」衝突 国内ニュース
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岡山県笠岡沖でガット船「第十八盛栄丸」と貨物船「大惇丸」衝突

ガット船「第十八盛栄丸」と貨物船「大惇丸」の航跡

2025年12月7日01時20分ごろ、岡山県笠岡市六島の南西約2.5kmでガット船「第十八盛栄丸せいえいまる」と貨物船「大惇丸たいしゅんまる」が衝突する事故発生。

事故当時、ガット船「第十八盛栄丸」は大阪港を出港して福岡県の門司港へ向かっており、貨物船「大惇丸」は神奈川県の横浜港を出港して広島県の福山港へ向かっていました。

水島海上保安部発表の情報として報道されている内容によると、衝突事故によるけが人や船体破損による浸水、油の流出は確認されていない。水島海上保安部は事故原因を調べているという。

両船のAIS情報で確認できる航跡を見ると、香川県の小豆島あたりから同じ経路を航行。衝突事故が起きる約2時間前に瀬戸大橋を通過した時点ではガット船「第十八盛栄丸」が前方を航行していて、12分後に貨物船「大惇丸」が通過。

衝突直前のAIS航跡

ガット船「第十八盛栄丸」と貨物船「大惇丸」の航跡
出典:Marinetraffic

衝突直前の2隻のAIS航跡を重ねた画像。

この画像を見る限り、直進するガット船「第十八盛栄丸」に貨物船「大惇丸」が接近して衝突しているように見えます。

AIS航跡で衝突が確認できる時刻は、12月7日01時22分。衝突直前の速力は、ガット船「第十八盛栄丸」が9ノット、貨物船「大惇丸」が10.1ノット。

お互いに付近を航行していることは把握していたと思われますが、なぜ衝突してしまったのか。

貨物船「大惇丸」は福山港へ向かっていたので、針路変更した際にガット船「第十八盛栄丸」の存在を失念し、周囲の確認を怠っていた可能性はあるのかも。機械的なトラブルというよりも人的要因が原因である可能性が高いような気がします。

ガット船「第十八盛栄丸」

ガット船「第十八盛栄丸」
出典:Marinetraffic | Tim Gleason
船名第十八盛栄丸
総トン数499トン
載貨重量トン数1,548トン
長さ67.5m
13.2m
深さ7.2m
建造年1988年

貨物船「大惇丸」

貨物船「大惇丸」
出典:Marinetraffic | kenro oshita
船名大惇丸
総トン数499トン
載貨重量トン数1,650トン
長さ75.8m
12m
深さ7.13m
建造年2017年6月
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