自航式5,000トン吊りクレーン船の船体組立完了
2024年5月14日、中国鉄建港航局集団有限公司向けとなる自航式5,000トン吊りクレーン船の船体部分を組み立てる作業が完了。
長さ203m、幅50mの主船体は211のセクションで構成されているという。2023年11月17日にキール敷設がおこなわれ、およそ6か月間のドック内建造で船体部分の組み立てが完了。今後は進水、メインクレーンの搭載、海上公試を経て引き渡しされる予定。
建造するクレーン船は自航式で、メインクレーンの吊り上げ能力は船尾固定吊り5,000トン、旋回3,500トン(ともにアウトリーチ45mまで)。メインフックの揚程は甲板上130m。クレーンが設置される船尾側には3,000kWのアジマススラスター3基、船首側には同じく3,000kWのバウスラスター3基を搭載し、DP2性能がある。
完成後は洋上風力発電プロジェクトをはじめ、橋梁の設置工事や救助・引き揚げなどのサルベージ作業に従事することができるという。完成時期は不明。
自航式5,000トン吊りクレーン船の概要
船名 | 未定 |
クレーン能力 | (固定)5,000トン (旋回)3,500トン |
長さ | 203m |
幅 | 50m |
深さ | 18m |
喫水 | 13m |
速力 | 8ノット |
アジマス スラスター | 3,000kW×3基 |
バウ スラスター | 3,000kW×3基 |
DPS | DP2 |
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