台湾で建造中の4,000トン吊り自航式クレーン船「GREEN JADE」のメインクレーン設置という大役を果たした「海翔」が帰国への準備を進めている。帰国方法は往路と同様「INNOVATION WAY」に載せた状態になるようです。
「GREEN JADE」メインクレーン設置
自航式の4,000トン吊りクレーン船「GREEN JADE」は、台湾で建造された中で最大。世界的に見ても洋上風力発電設備建設を目的として建造されたものとして世界最大クラス。
完成予定が2023年初頭ということなので、あと半年程度はかかる模様。
船名 | GREEN JADE 環海翡翠 |
吊上能力 | 4,000トン吊 |
長さ | 216.5m |
幅 | 49.0m |
深さ | 16.8m |
積載重量 | 60,000トン |
建造年 | 2023年初頭 予定 (建造開始:2020年9月) |
建造場所 | CSBC’s shipyard in Kaohsiung:台湾 |
所有会社 | CDWE (CSBC:台湾とDEMEOffshore:ベルギーの合弁会社) |
「海翔」が台湾に到着して、これからメインクレーンの搭載作業を開始するタイミングの記事。「GREEN JADE」が世界第2位というのが意味不明ですが。5,000トン吊りクレーン船「Orion」の次に大きいという事なのかな。
日本最大型浮動式起重機船首航高雄 為全球第2大浮吊船安裝主吊桿 | 2022/07/11
(日本最大の浮体式クレーン船が高雄へ処女航海 世界第2位の浮体式クレーンにメインブームを設置)
日本最大型浮動式起重機船首航高雄 為全球第2大浮吊船安裝主吊桿 – 自由財經 (ltn.com.tw)
「海翔」帰国準備の様子
「海翔」を帰国準備のため半潜水式運搬船「INNOVATION WAY」に載せる様子とメインクレーンの搭載が終わった状態の「GREEN JADE」の様子。
AIS情報による現在地
台湾で「海翔」の作業に帯同していた曳船兼揚錨船の「第3神好丸」は一足先に台湾の高雄港を出港していました。
半潜水式運搬船「INNOVATION WAY」に搭載されている「海翔」は、まだ高雄港の沖合にいます。(2022年8月15日23時)
出港準備は整っているので、出港していないのは道中の天候が影響しているのかもしれません。
台湾と沖縄の間で天気予報を見てみると、やっぱり少し海象が悪いようです。波高1~1.5m、周期7秒くらい。
「第3神好丸」は、ボート独行なので航行出来るけど、「海翔」を搭載した半潜水式運搬船では厳しいのかもしれません。
予報では当分、南の風が続く予報。8月21日(日)くらいから西寄りの風向きに変わり、波高が落ちていくような感じ。道中の道のりは長いですし、避難する場所も少ないので、手堅い日を待ってでも無事に帰ってきて欲しいです。
台湾での作業お疲れさまでした(๑•̀ㅂ•́)و✧
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