CWHIが「Inch Cape」向けとなる最初のモノパイル製造

CWHIが「Inch Cape」向けとなる最初のモノパイル製造

CNOOD Wechong Heavy Industries（CWHI）は、スコットランド沖の「Inch Cape Offshore Wind Farm」向けとなる最初のモノパイル製造が完了したことを発表しました。

中国南部の広西チワン族自治区にあるCWHIの欽州ヤード（Qinzhou Yard）では、スコットランド沖の「Inch Cape Offshore Wind Farm」で使用するモノパイル72基のうち32基を製造する予定。さらに、契約には中国からリース（Leith）への輸送も含まれている。

製造するモノパイルは直径11.5ｍ、最大で長さ110ｍ、重量2,700トン。2025年にすべてのモノパイルが納品される予定。

CWHIが「Inch Cape」向けモノパイル製造開始

2025年1月20日、CWHIはスコットランド沖の「Inch Cape Offshore Wind Farm」向けモノパイルについて、鉄鋼切断と円筒形に曲げる加工のローリングをおこない、モノパイル製造を開始したことを発表しました。

crane1000.com

2025.01.25

2025年3月にモノパイル製造施設の拡張工事が完了

CWHIは、2025年3月に欽州ヤードのモノパイル製造施設を拡張するフェーズII拡張工事が完了したことを発表しています。

完成したモノパイル製造施設には8本の生産ラインがあり、最大で直径15ｍ、重量4,500トンのXXXLモノパイルを年間100本製造する能力があるという。フェーズII拡張工事では長さ400ｍ、幅54ｍ、高さ34ｍという2つ目の製造施設が追加され、敷地総面積60万m2の中には総トン数10万トンの船舶が着船して荷役をおこなえる長さ307ｍ、深さ13ｍ、耐荷重20トン/m2の岸壁と巨大なモノパイルのブラストや塗装、保管をおこなう施設なども導入されている。

重量4,500トンのモノパイルを製造、CWHI欽州ヤード建設完了

2025年3月17日、CNOOD Wechong Heavy Industries（CWHI）は中国南部の広西チワン族自治区で建設していたモノパイル製造施設の欽州ヤードでフェーズII拡張工事が完了したことを発表しました。

crane1000.com

2025.03.22

「Inch Cape Offshore Wind Farm」の概要

「Inch Cape Offshore Wind Farm」は、スコットランドのアンガス海岸から15km沖合の北海にVestas製の15MW風力タービンを最大72基と洋上変電所1基を設置する計画。総発電容量は1.1GW。

事業者は、エディンバラを拠点として再生可能エネルギープロジェクトをおこなうRed Rock Power とアイルランドの大手エネルギー企業 ESB の合弁会社 Inch Cape Offshore Limited。