DEMEのSEP起重機船「Norse Energi」進水


中国の山東省 煙台市にあるCIMC Raffles Offshoreで建造しているDEMEのSEP起重機船「Norse Energi」の進水がおこなわれました。
CIMC Raffles OffshoreではDEME向けに2隻のSEP起重機船を建造しており、「Norse Energi」は「Norse Wind」に続いて2隻目となる。
船体設計はNOV海洋事業の一部であるGustoMSCによるもので、NG-20000Xという型式。最大3,000トンのモノパイルと水深70mの海域でローター直径300mを超える20MW以上の風力タービン設置が可能。
ドックではない場所で建造した船体の進水には、2隻の半潜水式バージを使用。SEP起重機船「Boreas」の進水時にも同様の方法が採用されていました。
型式 | NG-20000X |
長さ | 151.1m |
幅 | 58.0m |
甲板スペース | 5,600m2 |
レグ長さ | 120m |
最大作業水深 | 70m |
DEMEのSEP起重機船2隻の建造進捗と予定
船名 | 建造番号 | クレーン能力 | 着工 | 起工 | 進水 | 引き渡し予定 |
---|---|---|---|---|---|---|
Norse Wind | H588 | 3,200トン | 2023年9月 | 2024年2月 | 2025年2月 | 2025年第4四半期 |
Norse Energi | H589 | 3,200トン | 2024年1月 | ? | 2025年7月 | 2026年初頭 |
船体カラーはグリーンに塗り変えられる予定

もともとSEP起重機船「Norse Energi」「Norse Wind」の建造契約をおこなったのはHavframでしたが、2025年4月にDEMEが買収し、HavframはDEMEのオフショアエネルギー部門に統合されています。
進水時点で船体のカラーリングはHavframのコーポレートカラーですが、象徴的なDEMEグリーンに塗り直すそうです。
SEP起重機船「Norse Energi」は、2026年初頭に引き渡し予定。
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