スリランカのMSC CAPETOWN Ⅲで爆発を伴う火災発生

スリランカのMSC CAPETOWN Ⅲで爆発を伴う火災発生 事件・事故
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スリランカのMSC CAPETOWN IIIで爆発を伴う火災発生

2024年8月11日0時30分頃(現地時間)、スリランカ西部コロンボ港のJaya Container Terminalに停泊していたコンテナ船「MSC CAPETOWN III」で爆発を伴う火災が発生。

スリランカ港湾局(Sri Lanka Ports Authority)によると、「MSC CAPETOWN III」はコロンボ港でコンテナ995個の荷降ろしと880個の積み込みを予定していたそうです。大惨事につながりかねないコンテナ船での火災に対し、港長(Harbourmaster)の指揮下でポートサービスと連携した消防隊は、迅速に消火を実施。被害を受けたコンテナを安全に撤去したという。

火災により、アンダーデッキのコンテナ100個とオンデッキのコンテナ60個に延焼していることが確認されているそうですが、火災発生原因と貨物の損傷状況に関する調査は継続中。

火災を鎮火したのがいつなのか正確な時刻は発表されていません。しかし、コンテナ船「MSC CAPETOWN III」を映した画像は火災が起きた翌日の午前中にアップロードされているようです。火災原因は調査中なので不明ですが、火災発生や爆発にリチウムイオン電池が関係している可能性は低いのかもしれません。

コンテナ船「MSC CAPETOWN III」の被害状況

コンテナ船「MSC CAPETOWN III」の概要

コンテナ船「MSC CAPETOWN III」は韓国のHyundai Mipo Dockyardで建造され、2006年9月に竣工。建造当時の船名は「MAERSK JENAZ」。その後、「JENAZ」→「X-PRESS EUPHRATES」という船名変更を経て、2023年5月に「MSC CAPETOWN III」に変更されています。

DNVに登録されているRegister of Shipの情報
  • Owner:Capheira Oceanway Limited
  • Manager:MSC Shipmanagement Limited
  • Shipbuilder(建造):Hyundai Mipo Dockyard(韓国)
船名MSC CAPETOWN III
総トン数28,911トン
DWT39,228トン
積載容量2,826 TEU
長さ222.16m
30m
深さ16.8m
船籍ポルトガル
建造年2006年9月
コンテナ船「MSC CAPETOWN III」
出典:MarineTraffic | Cormac Walsh

【動画】炎上中のコンテナ船「MSC CAPETOWN III」

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