フランスのNoirmoutierで最初の8MW風力タービン設置

フランスのNoirmoutierで最初の8MW風力タービン設置 洋上風力発電
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フランスのNoirmoutierで最初の8MW風力タービン設置

出典:Ocean Winds

2025年5月12日、Ocean Windsはフランス西部のビスケー湾で建設を進めている「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」で最初の風力タービン設置が完了したことを発表しました。

「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」では、Siemens Gamesaの8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」61基を設置する計画となっており、総発電容量は約500MW。

8MWの風力タービン設置をおこなったのは、Jan de Nulの1,500トン吊りSEP起重機船VOLE AU VENT」。1基目の風力タービン設置が完了した時点で自船甲板上には3基分の部材が積まれていることから、4基分の部材を積んで作業をおこなっているようです。

全61基の風力タービン設置作業は2025年9月までに完了する予定で、2025年末までに全面稼働を目指いしている。

1,500トン吊りSEP起重機船「VOLE AU VENT」

出典:Ocean Winds
船名VOLE AU VENT
クレーン能力1,500トン
揚程115m(甲板上)
長さ140.4m
41m
深さ9.5m
レグ長さ90m
最大作業水深50m
プロペラアジマススラスター 2,600kW×4基
トンネルスラスター 2,500kW×3基
DPSClass 2
速力12ノット(最大)
船籍ルクセンブルク
建造年2013年

「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」の概要

「Iles d’Yeu et de Noirmoutier offshore wind farm」は、フランス西部にあるユー島から11.7km沖合のビスケー湾にSiemens Gamesaの8MW風力タービン「SG 8.0-167 DD」61基を設置する計画、総発電容量は約500MW。Ocean Winds、住友商事などを含むコンソーシアムのEMYN(Éoliennes en Mer des Îles d’Yeu et de Noirmoutier)によって開発がおこなわれています。

EMYNの構成企業
  • Ocean Winds(フランスのENGIEとスペインのEDP Renewableの合同会社)
  • Caisse des Dépôts et des Consignations(フランスの預金供託公庫)
  • Vendée Energie(フランスの再生可能エネルギー発電所の事業開発運営者)
  • 住友商事株式会社
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