Goldwindは、新疆ウイグル自治区に本社を置く中国の風力タービンメーカー。風車を製造する企業が設置を行うSEP起重機船を建造。なかなか大変そうですけど、すごい決断。
建造費用は約300億円。
Goldwindが1,600トン吊りSEP起重機船の建造を開始
Construction of Goldwind’s 1600-ton Offshore Wind Installation Vessel Kicked Off
(ゴールドウィンドの1600トン洋上風力発電設備船の建造が着工)
Construction of Goldwind’s 1600-ton Offshore Wind Installation Vessel Kicked Off
2022年8月18日、中国の江蘇省南通市にあるCMHI(招商局重工有限公司)で「CNHI-278-01」というプロジェクト名で1,600トン吊りSEP起重機船の建造が開始された。
完成予定は来年、2023年8月。
建造費用は15億元。日本円に換算すると300億円。
Next August, this new-generation offshore wind installation vessel, with a cost of nearly RMB 1.5 billion, will be put into operation and will create greater value for the offshore wind power development in Yangjiang, Guangdong and the South China Sea.
(来年8月、この新世代の洋上風力発電設備船は、約15億人民元の費用で操業を開始し、陽江、広東、南シナ海での洋上風力発電開発により大きな価値を生み出すでしょう。)
https://www.goldwind.com/en/news/focus-article/?id=747823623569659904
1,600トン吊りSEP起重機船の概要
完成予想図のイラストを見ると分かりますが、メインクレーンとサブクレーン2基を搭載したSEP起重機船。
メインクレーンの主フックは最大1,600トン吊りで最大揚程が165m、メインクレーン先端の補助フックは最大500トン吊りで最大揚程183m。20MW以上の風力タービン設置条件を満たすスペックになるらしいです。
The installation vessel is available to wind turbines of over 20MW with fixed support structures and those with impeller diameters below 320 meters.
(設置船は、固定支持構造を備えた 20MW を超える風力タービン、およびインペラーの直径が 320 メートル未満の風力タービンに利用できます。)
https://www.goldwind.com/en/news/focus-article/?id=747823623569659904
船名 | 未定 |
クレーン能力 | (主フック)1,600トン、最大揚程 165m (補助フック)500トン、最大揚程 183m |
長さ | 不明 |
幅 | 不明 |
深さ | 不明 |
レグ長さ | 不明 (最大作業水深 70m) |
建造場所 | 招商局重工有限公司(CMHI):中国 |
建造年 | 2023年8月(予定) |
所有会社 | Xinjiang Goldwind Science Technology (新疆金风科技股份有限公司) |
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