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大林・東亜がSEP起重機船に搭載するパイルグリッパーを発注

大林・東亜がSEP起重機船に搭載するパイルグリッパーを発注 起重機船、クレーン船

 大林組と東亜建設工業が建造中のSEP起重機船に搭載するパイルグリッパーをHuismanに発注。建造している1,250トン吊りSEP起重機船は2023年4月に完成、引き渡し予定。

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大林・東亜がSEP起重機船に搭載するパイルグリッパーを発注

 神奈川県のJMU横浜事業所で建造している大林組と東亜建設工業のSEP起重機船。そのSEP船に搭載するパイルグリッパーをHuismanに発注したそうです。搭載している1,250トン吊りのクレーンもHuisman製なのでそのつながりですかね。

Huismanのプレスリリース

Huisman awarded Japan’s first Monopile Gripper order from TOA Corporation and Obayashi

(Huisman、東亜建設工業と大林組から日本初のモノパイルグリッパーを受注)

Huisman awarded Japan’s first Monopile Gripper order from TOA Corporation and Obayashi (huismanequipment.com)

 Huismanのプレスリリースによると、搭載するパイルグリッパーで取り扱えるモノパイルの最大径は8m。パイルグリッパーとクレーン制御システムを連携させることで、モノパイル建て起こし作業の動作を保証する機能があるそうです。モノパイルなどの長尺杭を建て起こす作業は簡単そうに見えてフックの巻き上げ、旋回、ジブの起伏という操作を同時に行う必要があり、とても難易度が高い。巨大なモノパイルの建て起こしでは少し芯がズレるだけで想像以上の荷重が掛かり、吊具やモノパイル本体、船上設備などの破損や事故につながりかねない繊細な作業。

 日本企業が所有するSEP起重機船へのHuisman製パイルグリッパー納入は初めてだそうです。クレーンもHuisman製だから相性とパフォーマンスは問題ないでしょう。一体いくらするのか気になりますが。億は間違いないでしょうね。

SEP起重機船の建造状況

 オフィシャルには建造情報が出てないので、SNSなどに上がっている情報をたよりに現状を確認。

 2022年10月頃にSEA TRIAL(海上公試)を行っていた模様。

 撮影された船体に表示されている船名は「柏鶴はっかく」。どういった意味が込められた船名なのでしょうか。外観のイメージはレグの形状が独特で特徴的。清水建設が建造した自航式のSEP起重機船「Blue Wind」とは違い、非自航式なので船体が台船タイプでカクカクしてます。

 ほぼ完成している状態のようですが、完成・引き渡し予定は2023年4月。

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