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富山県の入善沖で使用する中国の洋上風車 適合性評価を完了

富山県の入善沖で使用する中国の洋上風車 適合性評価を完了 国内ニュース

 富山県の入善沖で計画が進められている洋上風力発電で建設される予定の3MW風車。中国のタービンメーカー明陽智能(MingYang Smart Energy)が製造するMySE3.0-135の適合性評価が完了。洋上風車の設置は2023年3月から清水建設が建造したSEP起重機船「Blue Wind」で行う予定。

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富山県の入善沖で使用する中国の洋上風車 適合性評価を完了

 富山県入善町の横山地区沖で計画が進められている洋上風力発電所で建設する予定の中国製風車。中国のタービンメーカー明陽智能(MingYang Smart Energy)が製造するMySE3.0-135の適合性評価が完了したそうです。着々と準備が進んでますね。

 2022年に入って中国企業が日本の洋上風力発電事業を受注したことが報じられ、様々なリスクが生じることから不安視する記事が多く見られていました。

 事業の設計・調達・建設などのEPC(Engineering Procurement and Construction)を担当する清水建設が明陽智能への発注を決定。風車の性能など第三者機関の認証の取得作業を進める中で、国際船級協会であり風力発電分野でも風車型式認証やウィンドファーム認証などをおこなう日本海事協会(ClassNK)に依頼し、認証作業を進めていた。

 2023年3月から海上での基礎工事を開始し、2023年8月の運転開始を予定している。

「Blue Wind」による風車設置

清水建設が完成した世界最大のSEP起重機船を公開
2,500トン吊りSEP起重機船「BLUE WIND」
出典:SHIMIZU CORPORATION

 清水建設が建造したSEP起重機船「Blue Wind」で風車設置を行う予定。

 2022年10月に完成したばかりの「Blue Wind」ですが、現在は広島県の江田島付近で習熟訓練を行っている。2023年3月に開始する富山県入善町での施工に合わせてSEP起重機船「Blue Wind」を回航させ、3MW風車3基のモノパイル打設から風車タービン設置をおこなう。

モノパイルも中国製?

 中国のタービンメーカー明陽智能(MingYang Smart Energy)が納入するのはタワー部材から上の風車タービン。ではモノパイルやトランジションピースなどの調達はどうなっているのでしょう。

 ここからはソースは無く勝手な想像ですが。以前、記事で取り上げた中国企業の润邦海洋が日本の企業と洋上風力発電プロジェクトの契約を結んだという記事。

 润邦海洋の掲載記事では、日本側の企業名や洋上風力発電プロジェクトの名称については伏せられていましたが、日本で進められている洋上風力プロジェクトを見ると富山県入善町のプロジェクトに納入される可能性が高いのかも。

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来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
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SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

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