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「海翔」八戸港へ「CRIMSON POLARIS」の撤去に向かう

「海翔」八戸港へ「CRIMSON POLARIS」の撤去に向かう 事件・事故

 2022年10月20日、長らく東京湾に停泊していた日本最大の起重機船「海翔」をはじめ「第3神好丸」「どうかい」「鳳旺丸」で構成された海翔船団が八戸港へ向けて東京湾を出港した。10月23日(日)には八戸港に到着する予定。

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座礁したCRIMSON POLARIS撤去作業

八戸港沖で座礁した貨物船 船尾部分の吊り上げ撤去が間もなく開始
座礁後に船体が分断した「CRIMSON POLARIS」

 「海翔」船団が向かう八戸港には、1年以上前になる2021年8月11日、強風により座礁した木材チップ専用船 CRIMSON POLARIS(クリムゾン・ポラリス)の船尾部がいまだ海中に残されたままになっている。

 CRIMSON POLARISは八戸港沖で座礁後に船体が2つに折れて分断、船首部の撤去は1か月後の2021年9月に完了。その後、残された船尾部の撤去に向けて油の抜き取り作業や船尾部を引き上げるため3分割に切断する準備作業が行われていた。

撤去作業を行うのは「日本サルヴェージ」

 船体の撤去作業を行うのは「日本サルヴェージ」。北海道・知床半島沖で沈没した「KAZU1」の引き揚げ作業を行ったことは記憶にあたらしい。サルベージに関して専門的なノウハウや設備、手配能力を持つ企業。「日本サルヴェージ」は事故発生後から現地で油抜き作業などを行っており、撤去作業も引き続き行っている。

予想される船体の3分割方法

 今回、起重機船で撤去を行う予定の船尾部重量は全体で約3,300トン。それを3分割して引き揚げる予定。予想される3分割は「機関室」「居住区」「船倉部分」の3つ。「機関室」部分の重量は1,700トンだそうです。

事態が一転、海面上から姿を消した船尾部分

 9月28日、地元の漁業者などを対象に八戸市で行われた非公開の説明会での報告では、10月初旬に起重機船到着、そして10月中旬には「機関室」部分の吊り上げ撤去が行われる予定でした。ところが、座礁している状態で海面上に少し姿を見せていた船尾部分が消えるという事態が発生。

 10月12日以降に消えた船尾部の調査を行うというニュース記事の情報以降は続報が無いので詳細は不明ですが、撤去用の起重機船が向かっているという事は吊り上げ撤去が出来ると踏んだからでしょう。船尾部分が消えた原因については、波浪による影響と撤去準備で船体の切断を行っていたことの両者が影響していると見られますが、潜水士の方が作業している時じゃなくて良かったと思うべきかも。

 過去のニュース記事を見ると、2021年11月に船尾部を分割撤去するため、船体に解体用チェーンを通す穴を開ける作業を行っていた潜水士がガス爆発に巻き込まれて肩や胸を打撲するという事故が起きている。刻々と変化する状況の中での大変な作業だということが分かりますね。

 10月23日夜には八戸港に到着する予定の「海翔」船団。天気予報を見ると24日(月)までは良さそうですが、25日(火)以降は低気圧が発達しながら東北の太平洋側を北上する影響で作業が出来る状況では無さそう。この荒天による波浪の影響で撤去する船尾部の状況が再び変化する可能性もある。

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 今後も「CRIMSON POLARIS」撤去作業の続報に限らず、当サイトでは気になる世界で起きる海のニュースを取り上げていきます。間もなく完成する国内3隻目のSEP起重機船「CP-16001」や世界最大の3,000トン吊りSEP起重機船「Voltaire」の建造情報など最新情報をチェック👍

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