下関市沖で転覆した韓国船籍のケミカルタンカーを長州出島に曳航
2024年6月1日、下関沖で転覆した韓国船籍のケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」を下関市の蓋井島南東沖から長州出島へ曳航する作業がおこなわれました。
ケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」は、今年3月20日に荒天で転覆。約2ヶ月後の5月23日に深田サルベージ建設の起重機船「武蔵」により船体引き起こしがおこなわれ、船内の排水など船体を安定させたるための作業が進められていました。
ケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」転覆事故のタイムライン
- 2024年
3月20日転覆事故発生 - 5月燃料抜き取り
- 5月22日船体引き起こしに向けて起重機船「武蔵」が現場へ到着
長州出島南へ5月18日に到着
- 5月23日船体引き起こし作業開始
起重機船「武蔵」による船体引き起こし
- 6月1日長州出島へ曳航、積荷のアクリル酸抜き取り
同じ韓国企業が所有するケミカルタンカー「KEOYOUNG STAR5」へ積荷移送
ケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」の積荷アクリル酸抜き取り
報道されている映像では、長州出島南側に係留していた日本サルヴェージの作業船「海進」に曳航してきたケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」を横付け。引き起こされた船体は非常に安定しているように見えました。
その後、ケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」の横には、同じ韓国のKEOYOUNG SHIPPINGが所有・運航するケミカルタンカー「KEOYOUNG STAR 5」が横付けされ、積荷のアクリル酸を移送する作業をおこなったという。
作業は6月4日まで予定されており、最終的に船体は韓国へ曳航される予定。
ケミカルタンカー「KEOYOUNG SUN」と「KEOYOUNG STAR 5」
船名 | KEOYOUNG SUN | KEOYOUNG STAR 5 |
総トン数 | 870トン | 1,530トン |
載貨重量トン数 | 1,168トン | 2,499トン |
長さ | 68.82m | 79.84m |
幅 | 10.6m | 13m |
船籍 | 韓国 | 韓国 |
建造年 | 1996年6月 | 2005年11月 |
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