姫路港で小豆島行きのフェリー「第五おりいぶ丸」が防波堤に衝突
2024年6月1日午前10時頃、兵庫県姫路市の姫路港で小豆島行きのフェリー「第五おりいぶ丸」が防波堤に衝突する事故が発生。事故当時、フェリーには乗客184人と乗組員6人が乗船していましたが、幸いなことにケガは無いという。
衝突事故後、「第五おりいぶ丸」は姫路港に引き返して衝突した便を含む6便が欠航。姫路港 – 福田港の航路は、姉妹船「第三おりいぶ丸」1隻で運航がおこなわれているようです。
報道されている情報およびAIS情報によるとフェリー「第五おりいぶ丸」は姫路港を出発直後、飾磨東防波の先端部分に衝突。船首左舷が縦45cm、横90cmにわたり損傷したという。AISで確認できる衝突直前の速力は14.9ノット、時速約27.6km。結構な速力で防波堤に衝突していますが、けが人は出ていないということなので真正面から防波堤に衝突した訳では無さそう。緩い角度で防波堤に接触したおかげで大きな衝撃が無かったのかもしれません。
事故は機関不具合による可能性
姫路~福田航路の減便のお知らせ(抜粋)
6月1日当社船舶『第五おりいぶ丸』の船舶機関の不具合により、下記のとおり姫路~福田航路の減便運航をすることにいたしました。
https://www.shikokuferry.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/himeji2024.0601.pdf
「第五おりいぶ丸」を運航する四国フェリーグループの小豆島フェリーは事故後にホームページで姫路~福田(小豆島)航路の減便を発表。
通常は姉妹船「第三おりいぶ丸」との2隻で姫路港と福田港(小豆島)を往復7便運航していますが、福田港→姫路港が1日4便、姫路港→福田港が1日3便にそれぞれ減便。1日3.5往復に半減しており、時刻表からも「第三おりいぶ丸」1隻でしばらくは運航する方針のようです。減便期間は6月1日からで、通常ダイヤへ戻る日は未定。
事故原因については調査が進められていますが、小豆島フェリーのお知らせには ”船舶機関の不具合により” という記載があるので、衝突の主な原因は機関トラブルに起因する事象で起きた可能性が高い。
フェリー「第五おりいぶ丸」
船名 | 第五おりいぶ丸 |
総トン数 | 1,326トン |
長さ | 71.9m |
幅 | 14.4m |
速力 | 14.5ノット |
旅客定員 | 490人 |
建造年 | 2014年 |
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