TWIN X-STERN搭載のメタノール燃料対応CSOV進水

TWIN X-STERN搭載のメタノール燃料対応CSOV進水 洋上風力発電
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TWIN X-STERN搭載のメタノール燃料対応CSOV進水

出典:ULSTEIN

2025年2月24日、ULSTEINはノルウェー西部のUlsteinvikにあるUlstein Verftで建造中のBernhard Schulte Offshore向けとなるCSOV(Commissioning Service Operation Vessel)を進水したと発表。

2月20日にドックホールを出た新造CSOVは、Ampelmannの高さ調整が可能なタワータイプのギャングウェイを設置し、2月23日に岸壁へ移動。今後は海上公試を経て、2025年第2四半期に引き渡しがおこなわれる予定。

ULSTEINは2023年7月にBernhard Schulte OffshoreとCSOV2隻の船体設計および建造に関する契約を締結。さらに、この契約には追加で4隻の建造オプションが含まれている。

TWIN X-STERNを搭載し、メタノール燃料に対応

TWIN X-STERN搭載のメタノール燃料対応CSOV進水

Bernhard Schulte Offshore向けとなるCSOVは、Ulstein独自の革新的なデザインであるメインプロペラを前後に配置し、操作性と燃費を向上させる効果がある「TWIN X-STERN」を搭載している。さらに、メタノール燃料に対応したエンジンとハイブリッドバッテリー推進を備えており、ゼロエミッションを実現。 ユニークな設計と機能により、洋上風力発電の効率的で環境に優しいソリューションとなっている。

建造着工となるSteel cuttingがおこなわれたのは2023年10月。船体寸法は長さ89.6m、幅19.2m。

Bernhard Schulte Offshore向けCSOVの建造タイムライン
  • 2023年7月
    建造契約
  • 10月
    Steel cutting

  • 2024年1月
    Keel laying
  • 2025年2月
    進水
  • 第2四半期
    引き渡し(予定)
長さ89.6m
19.2m
喫水5.9m
載貨重量トン数2,200トン
速力10ノット
宿泊設備132人
甲板エリア360m2

初のTWIN X-STERN搭載船は2024年7月に引き渡し済み

TWIN X-STERNを搭載した「ULSTEIN SX222」
出典:ULSTEIN

このたび進水したCSOVは、ULSTEIN SX222と呼ばれる船体設計となっており、TWIN X-STERNを搭載しているのが大きな特徴のひとつ。

ですが、このたび進水したBernhard Schulte Offshore向けCSOVが初のTWIN X-STERN搭載船ではなく、2024年7月に引き渡しがおこなわれたCSOV「Olympic Boreas」が最初の搭載船として竣工。

他にもTWIN X-STERNを搭載した船体設計としてULSTEIN SX216があります。こちらはActa Marine向けにトルコのTersan Shipyardで建造中となっており、当初予定では2024年の第2四半期に完成・引き渡しというスケジュールでしたが、最新情報によると2025年完成予定。

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