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東京港で洋上浮体式太陽光発電プロジェクトが始動

東京港で洋上浮体式太陽光発電プロジェクトが始動 国内ニュース

 東京都が行う東京ベイeSGプロジェクトに先駆けて東京港の中央防波堤エリアで最先端テクノロジーの実装に取り組む事業としての先行プロジェクトを開始。洋上浮体式太陽光発電や空飛ぶクルマ、水空合体ドローン、垂直軸型風力発電など9件の事業が選定されたようです。

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東京ベイeSG先行プロジェクト

 東京都がおこなう「東京ベイeSGプロジェクト」(Version 1.0)は、ベイエリアを舞台に、50年・100年先までを見据えたまちづくりを構想するプロジェクト。その先駆けとして着手した「先行プロジェクト」では、東京港の中央防波堤エリアで最先端テクノロジーの実装に取り組む9件の実施事業を選定。世界中で開発が進む「空飛ぶクルマ」を始め、世界初の「水空合体ドローン」や国内初の「洋上での浮体式太陽光発電」などのプロジェクトを行い、ベイエリアから様々なイノベーションを生み出していくというもの。

選定された9件の実施事業

 東京都が2022年11月4日に「先行プロジェクト」として選定した9件の実施事業。

事業テーマ事業者事業目的、概要
空飛ぶクルマ、ドローンNTTコミュニケーションズ株式会社ドローンによる重量輸送
水空合体ドローンKDDIスマートドローン株式会社世界初の「水空合体ドローン」
洋上浮体式太陽光発電三井住友建設株式会社洋上での浮体式太陽光発電の技術実証
洋上浮体式太陽光発電東急不動産株式会社洋上での浮体式太陽光発電の技術実証
舗装式太陽光発電東亜道路工業株式会社耐荷重性能の大きい舗装式
太陽光パネルの技術を確立
垂直軸型風力発電株式会社チャレナジー輸送設置が容易な
可搬式風力発電システムの実証
垂直軸型風力発電三鷹光器株式会社多段積載式発電機器の実証
水質改善株式会社イノカ悪臭の軽減や水質の改善に
資する技術を確立
水面清掃ロボット多機能桟橋炎重工株式会社清掃する自動運転・充電ロボット船と
高機能桟橋を連動し運用する技術を確立

洋上浮体式太陽光発電

 「先行プロジェクト」の中で洋上浮体式太陽光発電を事業テーマにしている実施事業は2件。事業者はそれぞれ三井住友建設株式会社と東急不動産株式会社。それぞれ再生可能エネルギー事業として太陽光発電の開発に取り組んでいて、三井住友建設は農業用ため池や調整池を始めとする貯水池などに浮体式太陽光発電の導入実績があるようです。

 ”国内初となる洋上での浮体式太陽光発電の技術実証”というテーマを掲げているようですが、東京都が掲載している事業の実施エリアを見てみると、とても”洋上”とは言えないような場所でした。

 テーマ別で最先端再生可能エネルギーに分類される洋上浮体式太陽光発電の実施事業が行われる予定の実施エリアの中で水上部は、海の森水上競技場(指定水面)と新海面処分場埋立地Aブロック。いくらなんでも実証事業とはいえ、真の洋上での設置に向けた実証・データ取りが行えるのか疑問ですね。

 プロジェクトの実施期間は2022~2024年度の3年間。

洋上浮体式太陽光発電が行われる予定の実施エリア(水上部)
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