韓国のDoosan Enerbilityは、ドイツの国際認証機関であるDEWI-OCCから8MW洋上風力発電システムの型式認証を取得したと発表。容量8MWは韓国最大。
韓国のDoosan Enerbilityが8MWの型式認証を取得
2022年12月12日、韓国のDoosan Enerbilityは、ドイツの国際認証機関であるDEWI-OCCから8MW洋上風力発電システムDS205-8MWの型式認証を取得したと発表。ローター直径205m、容量8MWの風車は世界最大では無いものの、韓国国内では最大の容量。
韓国最大となる8MWという容量以外にDS205-8MWの特徴として、ヨーロッパなどに比べて風速が低い韓国南西側の海域に適した設計となっている。ローター直径を205mに延長することで平均風速6.5m/sという低風速の環境下でも30%以上の稼働率を記録したそうです。
Doosan Enerbilityは、8MWのタービンモデルが加わり3.3MW(WinDS3300)、5.5MW(WinDS5500)、8MW(DS205-8MW)というラインナップを保有。2021年に5.5MW(WinDS5500)のタービンモデルを製造する工場を建設、8MW風車の製造工場建設準備や大型化に向けた再編などは今後行なっていく方針。
2022年1月にプロトタイプを設置
2022年1月、韓国南西部の全羅南道 霊光郡にある国家風力実証センターに8MWの「DS205-8MW」プロトタイプを設置し、1月末から試運転を開始。
型式 | DS205-8MW |
発電容量 | 8MW |
ローター直径 | 205m |
ブレード長さ | 100m |
全高 | 232.5m |
取り付けられているブレードは長さ100m、タワー部分の長さは130m、全体の高さは232.5m。
平均風速11m/sで8MWの発電性能を持ち、平均風速6.5m/sでも30%以上の稼働率を示す。ギアレスダイレクトドライブ型発電機を適用することで、送電システムが簡素化されるため構造安定性とエネルギー効率が高く、メンテナンスコストが低いという利点があるそうです。
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