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SOV船にケーブル敷設設備を搭載した多機能運用保守船の建造開始

SOV船にケーブル敷設設備を搭載した多機能運用保守船の建造開始洋上風力発電
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SOV船にケーブル敷設設備を搭載した多機能運用保守船の建造開始

 2023年5月17日、福建省 福州市にある福建省馬尾造船で福建海电运维科技股份有限公司向けとなる多機能運用保守船「海电运维701」(プロジェクト名:MW913)の建造が開始されました。

 完成イメージの外観は一般的なSOV船と変わらないようにも見えますが、船尾には海底ケーブル敷設のための設備が搭載され、約2,500トンのケーブルを積載することができるという。

船名海电运维701
(HAI DIAN YUN WEI 701)
長さ94.9m
22.8m
深さ9.0m
DPSDP-2
宿泊設備60人

 全長94.9m、幅22.8m、深さ9mの船体には、洋上風力タービンのプラットフォーム上へメンテナンス技術者などが移動する時に使用するアクセスブリッジやナックルブームのクレーンが設置されている。設計速力12ノット以上の自航式で、船尾にはアジマススラスター2基、船首にはトンネルスラスター2基を備えDP-2のDPS(自動船位保持装置)を搭載。船内には60人分の宿泊設備があり、SOV船としての機能も充実しているので、ケーブル敷設設備と合わせると、まさに多機能運用保守船と言えそう。

 洋上風力発電所の運用・メンテナンス時に海底ケーブルの補修をおこなう頻度は高くないように思えるので、SOV船にケーブル敷設のための設備を搭載することは効率的とは言えないような気がしますが、どうなんでしょう。SOV船とケーブル敷設船の両方が必要で、2隻建造するよりも1隻に詰め込んだ方が費用的に安く済むということなのかもしれません。

SOV船とは?

 SOV船とは、Service Operation Vesselの略で、洋上風力発電所のメンテナンス技術者を複数の洋上風車に派遣する為に多数の宿泊設備を持ち、一定期間洋上での活動が可能なオフショア支援船。

全長93.4m、120人の宿泊設備を持つSOV船「Windea Jules Verne」
出典:General Electric

 本船と洋上風車の距離を常時安全に保つため、自動船位保持装置(DPS)を搭載し、また本船から洋上風車プラットフォーム上に技術者を安全に渡すため、波等による船体動揺を吸収する動作補償(Motion Compensation)機能をもつ特殊なギャングウェイを搭載している。

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