起重機船3隻による杭打ち船「铁建大桥桩1」リーダー設置作業
2026年2月3日、中国の江蘇省南通市で中国鉄建大橋工程局(China Railway Construction Bridge Engineering Bureau Group)向けに建造している杭打ち船「铁建大桥桩1」(Tie Jian Da Qiao Zhuang 1)のリーダー設置作業が完了。
設置作業は2日間にわたっておこなわれ、リーダーの吊り上げには3隻の起重機船を使用。リーダー設置をおこなった起重機船は、1,200トン吊り「亚龙518」、1,000トン吊り「亚龙618」、1,000トン吊り「亚龙66」の3隻。リーダーの吊り上げ重量は不明。
地切り後にリーダーを反転して設置
設置作業の映像を見ると、起重機船3隻で吊り上げた後にリーダーを180°反転して設置していました。これは驚き😲
リーダーを建て起こした時に杭打ち船の船首側になる面はフラットなので、この方法だと建造および輸送時の安定性は高い。大きな架台が無くても安定しているというメリットの一方で、設置時に反転させる必要があったのでしょう。
リーダー建造前の計画段階でこの問題に直面し、考えた末にこの方法を採用したのかなと想像すると無事に設置が完了してよかったですねと声をかけてあげたい気持ち。
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杭打ち船「铁建大桥桩1」(Tie Jian Da Qiao Zhuang 1)

出典:天海融合防务装备技术股份有限公司
| 船名 | 铁建大桥桩1 (Tie Jian Da Qiao Zhuang 1) |
| リーダー長さ | 156m |
| 長さ | 130.5m |
| 幅 | 40.8m |
| 深さ | 8.4m |
| 杭打ち仕様 | 最大作業水深:70m 最大杭径:7m 最大杭重量:700トン 杭長:120m超 |
杭打ち船「铁建大桥桩1」の船体寸法は長さ130.5m、幅40.8m、深さ8.4m。リーダー長さは156mで世界最大。直径7m、最大重量700トンの杭を水深70mの海域で打設することが可能。さらに、中国の国内で初となる大型杭打ち船として自動船位保持装置(DPS)を搭載しているのが大きな特長。
建造が開始されたのは2025年6月。完成・引き渡し予定など建造スケジュールは不明。
竣工後はブラジルの「サルヴァドール・イタパリカ橋」(Salvador Bridge)で橋脚基礎の杭打ち作業に従事する予定。
1,200トン吊り起重機船「亚龙518」

出典:江苏亚龙航务打捞有限公司
| 船名 | 亚龙518 (Ya Long 518) |
| クレーン能力 | 1,200トン メインフック:600トン×2 補助フック:400トン×1 |
| 長さ | 83.2m |
| 幅 | 32m |
| 深さ | 6.5m |
1,000トン吊り起重機船「亚龙618」

出典:江苏亚龙航务打捞有限公司
| 船名 | 亚龙618 (Ya Long 618) |
| クレーン能力 | 1,000トン メインフック:500トン×2 補助フック:200トン×2 |
| 長さ | 78.8m |
| 幅 | 28.8m |
| 深さ | 5.5m |
1,000トン吊り起重機船「亚龙66」

出典:江苏亚龙航务打捞有限公司
| 船名 | 亚龙66 (Ya Long 66) |
| クレーン能力 | 1,000トン メインフック:500トン×2 補助フック:400トン×1 |
| 長さ | 84m |
| 幅 | 30m |
| 深さ | 6.5m |



















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