中国の800トン吊りSEP船「瓯洋006」が完成し、無事に引き渡しが行われました。建造を発注している4隻の同型船のうち2隻目となる。2023年1月に1隻目が完成し、2か月後に2隻目。さらに6月までにあと2隻が完成する予定。
同型船2隻目の800トン吊りSEP船「瓯洋006」引き渡し
上海瓯洋海洋工程集团有限公司と建造を行う大津重工業有限公司が建造契約を締結している4隻の同型船のうち2隻目の「瓯洋006」が完成し、引き渡しが行われました。同型船1隻目の「瓯洋005」は、2023年1月に完成しており、残る同型船の3隻目と4隻目についても現在建造中で、2023年6月までに完成する予定となっている。
ちょっと建造ペースがかなり異常ですが、逆に言えば中国でのSEP起重機船需要がそれだけ高いと言えるのかもしれません。さすがに仕事のあてがある上で同型船を4隻建造しているはずなので。
SEP起重機船「瓯洋006」には800トン吊りのクレーンが搭載され、16MWの洋上風力タービン設置が可能。中国のニュース記事によると、福建省、広東省、浙江省などの洋上風力発電設備設置に従事する予定。
