英国のSofia洋上風力でモノパイル100基の設置完了


2025年7月15日、RWEはイギリス沖の北海で建設している「Sofia Offshore Wind Farm」で全100基のモノパイル設置が完了したと発表しました。
モノパイル設置をおこなったのは、Van Oordの1,600トン吊りSEP起重機船「Aeolus」。Van Oordは、RWEとの間で「Sofia Offshore Wind Farm」におけるモノパイルおよびアレイケーブルについてEPCI(設計・調達・建造・設置)契約を締結している。1基目のモノパイル設置は2024年5月におこなわれ、全100基のモノパイル設置を14カ月以内に完了。
海洋生物保護のため、モノパイル打設時は泡のバリアにより水中騒音を低減するHydrotechnik Offshoreが運用するバブルカーテンをイギリスで初めて使用。全100基のモノパイル打設のうち35基で使用したという。
「Sofia Offshore Wind Farm」は、RWEによってイングランド ノース・イーストの海岸から195km沖で建設が進められており、Siemens Gamesa製の14MW風力タービン「SG 14-222 DD」100基と洋上変電所1基を設置する計画。総発電容量は1,400MW。2026年に運転開始予定。

名称 | Sofia Offshore Wind Farm |
設置位置 | イングランド ノース・イーストの海岸から195km沖の北海 |
水深 | 20m~35m |
発電容量 | 1,400MW |
基礎構造 | 着床式、モノパイル |
タービンメーカー | Siemens Gamesa |
風力タービン | 14MW「SG 14-222 DD」 |
設置基数 | 100基 |
運転開始 | 2026年 |
事業者 | RWE |
その他 | 洋上変電所1基 |
2023年にアップグレードを実施したSEP起重機船「Aeolus」

2023年にSEP起重機船「Aeolus」で実施した大規模アップグレードでは、メインクレーンの載せ替えをおこなっています。2023年1月にロッテルダムのDamen Shipyardで新造された長さ133mのブーム設置が行われ、その後フリッシンゲンでの艤装期間を経て完了。
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