EFGLに設置する10MWの風力タービンタワーとナセルが到着
Les travaux de construction du projet EFGL se poursuivent, en vue d’une mise à l’eau au printemps 2025
(EFGLプロジェクトの建設作業は2025年春の開始を目指して継続中)
出典:https://info-efgl.fr/communique-de-presse-octobre-2024/
2024年10月29日、フランスの地中海側に建設が進められている浮体式洋上風力発電プロジェクト「Les Éoliennes Flottantes du Golfe de Lion」(EFGL)で使用する浮体式洋上風力タービン3基のタワーおよびナセルがポール=ラ=ヌーヴェル(Port-la Nouvelle)に到着したと発表されました。
風力タービンタワーとナセルの輸送をおこなったのは全長148.45mの輸送船「BOLDWIND」。
今回の搬入に風力タービンブレードは含まれていませんが、2024年8月に先行して到着しており、これで3基分すべての風力タービン部材が揃ったことになる。
EFGLでは、Vestas製の10MW風力タービン「V164-10.0 MW」を搭載した浮体式洋上風力タービン3基の設置が計画されており、総発電容量は30MW。浮体にはPrinciple Powerの「WindFloat」を採用。
浮体式洋上風力発電プロジェクトEFGLの概要
浮体式洋上風力発電プロジェクトEFGLは、フランスのル・バルカレスから約16km沖合に出力10MWの浮体式風力タービン3基を設置するパイロットプロジェクト。
浮体の製造はフォス=シュル=メール(Fos-sur-Mer)にあるEiffage Metalのヤードで建造が進められており、2025年4月に完成予定。浮体は完成・進水後、ポール=ラ=ヌーヴェルへ運ばれ、風力タービンを搭載、そして設置海域へ曳航される。
ポール=ラ=ヌーヴェルで製造中の気になる浮体
EFGL向けの風力タービン部材が搬入されたポール=ラ=ヌーヴェルの港内では、浮体製造がおこなわれています。この浮体は、EFGLと同じくフランスで進められている浮体式洋上風力試験プロジェクト「EolMed」向けの浮体。
搭載する風力タービンは、2つのプロジェクト共にVestasの「V164-10.0 MW」であるため、岸壁に保管されている風力タービン部材は6基分あるのが確認できます。
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