1,500トン吊りSEP船「藍鲲01」海上公試完了
2024年1月2日、山東海洋集団は建造している1,500トン吊りSEP起重機船「藍鲲01」(LAN KUN 01)の海上公試が無事に完了したことを発表しました。
SEP起重機船「藍鲲01」のAIS情報によると、海上公試(SEA TRIAL)は山東省青島市の沖合で2023年12月22日から30日にかけて実施。各種試験がおこなわれ、DPシステムなどの各性能が設計要件を満足していることが確認されたという。
SEP起重機船「藍鲲01」の船体寸法は長さ135m、幅50m、深さ10m、レグ長さは不明ですが最大作業水深は70m。自航式で設計速力は8ノット、DPS搭載。メインクレーンの最大吊り上げ能力は1,500トン、揚程は170mとなっており20MW級の洋上風力タービン設置が可能。
横から撮影された画像を元に、船体長さからブーム長さを推測すると140m以上。そしてブーム付根の高さは甲板上から約40m程度あるので、揚程170mという数値は甲板上の揚程であると思われる。
SEP起重機船「藍鲲01」に搭載されているクレーンブームは140m以上というかなりの長さですが、先日運搬が報じられた168mのクレーンブームはそれより20mくらい長いことになる。取り付けるSEP船側のクレーン台座高さによっては、揚程200mに到達しそう。
SEP起重機船「藍鲲01」の概要
船名 | 藍鲲01 |
クレーン能力 | 1,500トン |
長さ | 135m |
幅 | 50m |
深さ | 10m |
レグ長さ | 不明 |
最大作業水深 | 70m |
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