1,600トン吊りSEP起重機船「SFE DEVELOPER」引渡
中国の江蘇韓通贏吉重工有限公司が Shinfox Far East Company(SFE)向けに建造していた1,600トン吊りSEP起重機船「SFE DEVELOPER」の引き渡しがおこなわれました。
SEP起重機船「SFE DEVELOPER」の船体寸法は長さ132.06m、幅48m、深さ9.6m、レグ長さ125m、最大作業水深70m。メインクレーンは、1,600トン吊りのメインフックと600トン吊りの補助フックを備えており、メインクレーンとは別に補助クレーンを搭載していますが、吊り能力は不明。船尾に3,000kWのアジマススラスター2基、船首に2,000kWのバウスラスター2基を搭載しており、DP-2の自動船位保持装置(DPS)を備えている。
建造場所の中国から台湾へ
SEP起重機船「SFE DEVELOPER」は、建造場所である中国の江蘇省 南通市を7月初旬に出港し、台湾の台中港へ向けて航行しており、2025年7月17日に到着予定。
SEP起重機船「SFE DEVELOPER」は、4,000トン吊りクレーン船「SFE Hercules」に続いて江蘇韓通贏吉重工がSFE向けに建造した2隻目のクレーン船。2024年に引き渡しがおこなわれた「SFE Hercules」は、台湾の「Taipower Offshore Wind Project Phase II」で稼働しており、SEP起重機船「SFE DEVELOPER」も同プロジェクトに動員する予定なのかもしれません。
1,600トン吊りSEP起重機船「SFE DEVELOPER」

出典:Shinfox Far East Company
船名 | SFE DEVELOPER |
クレーン能力 | 1,600トン |
長さ | 132.06m |
幅 | 48.0m |
深さ | 9.6m |
レグ長さ | 125m |
最大作業水深 | 70m |
スラスター | アジマスス 3,000kW×2基 バウ 2,000kW×2基 |
DPS | DP-2 |
宿泊設備 | 120人 |
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