ベルギーで3,300トン吊り起重機船「Rambiz」ドック入り
ベルギーのScaldis Salvage & Marine Contractorsは、所有する3,300トン吊り起重機船「Rambiz」がアントワープにあるEDR Antwerp Shipyardのドックに入り、大規模なメンテナンスと修理をおこなっていると発表しました。
LinkedInに掲載された情報では、ドック中の起重機船「Rambiz」に鋼鉄15トンを溶接し、元の状態に戻す作業がおこなわれると書かれていました。85m×44mの大きな船体からすると鋼鉄15トンという量は多くないので、消耗した亜鉛板の交換や部分的な船体補修・補強などがおこなわれるものと思われる。
ドックでのメンテナンスが終了した後は、北海のさまざまな廃炉プロジェクトに配備される予定だという。
起重機船「Rambiz」のクレーン2基は同一ではない
出典:Scaldis SMC
日本国内のジブを複数搭載した起重機船のクレーンは左右対称に建造されており2基とも同じ仕様になっていますが、Scaldisの「Rambiz」は搭載されているクレーン能力が左右で異なる仕様になっているようです。カタログに記載されているクレーン能力は、左舷(Portside)が1,700トンで右舷(Starboard)が1,600トン。ただ、「Rambiz」の船首がどちらなのかが分からないので、どっちがどっちなのか不明。👆上の画像で航行している方向が船首であるとすればクレーン側が船尾になるけど、結局どちらが船首側なのかはよく分かりませんでした。
船名 | Rambiz |
クレーン能力 | 3,300トン |
長さ | 85m |
幅 | 44m |
深さ | 5.6m |
プロペラ | アジマススラスター 4基×750kw(1,020PS) |
船籍 | ベルギー |
建造年 | 1976年 |
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