建造中の「华夏鲲鹏01」5,000トン吊りクレーン設置
2024年5月7日、上海振華重工(ZPMC)が華夏金融租賃有限公司向けに建造している5,000トン吊りクレーン船「华夏鲲鹏01」(hua xia kun peng 01)のクレーン主要部材組立が完了。
クレーン旋回体、ガントリー、ブームの設置作業は72時間の連続作業で取り付けがおこなわれたということなので、丸3日間の通し作業だったようです。部材を吊り上げている設置中の画像はありませんが、起重機船を使用して設置したものと思われます。ブームやガントリーのカラーリングが少し独特。
「华夏鲲鹏01」は2023年5月に建造が開始され、同年7月に起工。そして、2024年2月に進水式がおこなわれ、この時に同型となる2番船の起工式がおこなわれていますが、2番船の建造進捗については記載されていませんでした。
DP2自航式5,000トン吊りクレーン船「华夏鲲鹏01」
5,000トン吊りクレーン船「华夏鲲鹏01」は自航式でDP2搭載。船体は長さ195m、幅49.8m、深さ16m。引き渡し時期は不明ですが、完成すると主に洋上風力発電の杭基礎工事、洋上変電所や大型洋上コンポーネントの設置作業などで使用が予定されています。
船名 | 华夏鲲鹏01 |
クレーン能力 | 5,000トン |
長さ | 195m |
幅 | 49.8m |
深さ | 16m |
DPS | DP2 |
【関連記事】中国の大型クレーン船によるモノパイル設置作業
(モノパイル重量:1,681トン)
(モノパイル重量:1,552トン)
(モノパイル重量:1,732トン)
クレーン船「天沨10」による1,681トンのモノパイル設置
2024年5月5日、中国南部の海南島沖に建設している申能海南(Shenergy Hainan)CZ2洋上風力発電実証プロジェクトで3,000トン吊りクレーン船「天沨10」(Tian Feng 10)によるモノパイル設置がおこなわれました。
4,000tクレーン船「海峰2001」によるモノパイル設置
2024年4月9日、海南省沖の華能臨高洋上風力発電所(Huaneng Lingao Offshore Wind Farm)で4,000トン吊りクレーン船「海峰2001」によるモノパイル設置がおこなわれました。
4,600トン吊りクレーン船による1,732トンのモノパイル設置
中国の広東省にある南澳島の沖合に建設中の華能汕頭勒门(2) 洋上風力発電所で行われているモノパイル設置作業。設置を行うのは4,600トン吊りクレーン船「冠盛一航」。設置するモノパイルは長さ93.3m、重量1,732トン。
よく読まれている記事