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最大直径12.5mのモノパイルに対応、動作補償パイルグリッパー

最大直径12.5mのモノパイルに対応、動作補償パイルグリッパー 起重機船、クレーン船
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Huisman製の巨大な動作補償パイルグリッパー

HuismanはBoskalisの4,000トン吊りクレーン船「BOKALIFT 2」に搭載している巨大な動作補償パイルグリッパーについて、設置の様子を紹介する動画を公開しました。

パイルグリッパーはモノパイル打設時に使用する機材で、着底および打設中のモノパイルを保持するという機能があります。風力タービン設置のような緻密な組立作業の無いモノパイル打設ですが、ジャッキアップした状態のSEP船と比べて浮いている状態の「BOKALIFT 2」は絶えず波浪によって動いている状態。この波浪による船体動揺を動作補償パイルグリッパー(Motion Compensated Pile Gripper)は解決している。

動作補償パイルグリッパーでは ”XYフレーム” と呼ばれる装置により平面的な動作を補償。さらに、高精度な動作補償を実現するため、Huismanはリニアベアリングを独自開発し、低摩擦で滑らかな動きを可能にしたという。

クレーン船「BOKALIFT 2」に搭載されている動作補償パイルグリッパーは最大で直径12.5mのXXXLモノパイルにも対応可能で、動作補償のストロークは4mという驚異的な可動範囲になっているそうです。

名称モノパイルの直径
通常のモノパイル5m~6m
XLモノパイル6m~8m
XXLモノパイル8m~11m
XXXLモノパイル
メガモノパイル
11m以上
モノパイル名称について
出典:Bladt IndustriesのHP
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「BOKALIFT 2」へ動作補償パイルグリッパー設置

公開された動画は、工場での製作が完了して出荷に向けた台船への積み込み作業から始まります。サイズ感が分かりにくいですが、周りにいる人と比較すると圧倒的な大きさ。

輸送台船に積まれた動作補償パイルグリッパーをクレーン船「BOKALIFT 2」の横へ移動させ、設置作業は自船の4,000トン吊りクレーンを使用しています。相当な重量がありそうですが、重量は不明。

「BOKALIFT 2」への設置作業をおこなっている場所はHuismanの本社およびオランダの生産施設があるスヒーダム。そして、「BOKALIFT 2」が係留している位置は現在、SEP船「Wind Orca」と「Wind Osprey」のアップグレードがおこなわれている場所。

「Wind Osprey」スヒーダム到着、2隻同時アップグレードへ
スヒーダムへ到着したSEP船「Wind Osprey」と既設クレーン撤去作業をおこなうSEP船「Wind Orca」
出典:Mammoet

実際のモノパイルを使用しての動作確認。かなり大掛かりなことになってます。平穏な場所なので動作補償の確認は難しそう。

あらためてクレーン船「BOKALIFT 2」の搭載設備を見ると、Huisman製の動作補償パイルグリッパーに加えてクレーン左側にモノパイル建て起こしをおこなう装置が積まれています。これは、Osbit製のモノパイル建て起こしツール。Huisman製の動作補償パイルグリッパーにも建て起こし機能が付いているということなので、どのような使い分けがされているのか、よく分かりません。

動画リンク先 YouTube | Huisman Motion Compensated Pile Gripper / Boskalis Bokalift 2

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4,000トン吊りクレーン船「BOKALIFT 2」

掘削船「GSF JACK RYAN」
出典:FleetMon | WG7000
改造後の4,000トン吊り自航式クレーン船「Bokalift 2」
出典:Boskalis

「Bokalift 2」は、Transoceanが所有していた掘削船「GSF JACK RYAN」を洋上風力設置船として改造がおこなわれた改造船。改造作業は、ドバイに本拠を置くDrydocks Worldで船幅の拡張を含む船体の改造をおこない、クレーンの設置は中国のHuisman Chinaでおこなわれました。

搭載しているクレーン能力は4,000トン。全長は231m、船幅は35mから49mに拡幅され、甲板貨物スペースは7,500m2。自航式で最大速力は11ノット、DP-2の自動船位保持装置を搭載。

船名Bokalift 2
(改造前:GSF JACK RYAN)
クレーン能力4,000トン
長さ231m
49m
深さ21m
建造年2000年
※2021年に改造
所有会社Boskalis

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