最大6,000トン吊りのリングクレーン「SK6000」組立中
Mammoetは、オランダのウェストドルペにある自社ヤードで最大6,000トン吊りのリングクレーン「SK6000」を組み立て始めたことを明らかにした。組み立ては、2024年第4四半期中に完了する予定。
リングクレーン「SK6000」は、既に市場で実績のあるMammoetの「SK190」および「SK350」シリーズに基づいた設計となっている。最大6,000トンの容量があり、メインブームとラッフィングジブの組み合わせによって、重量3,000トンの部材を220mの高さまで吊り上げることが可能。洋上風力関連の大型化する次世代風力タービンやジャケット及びモノパイルといった基礎部材のマーシャリング作業支援や原子力施設のモジュール式建設オプションも実現。
吊り上げ容量と揚程、アウトリーチの増加によってモジュール式施設建造時にそれぞれの部材を大型化することが可能となり、クレーンを配置するレイアウトの自由度が高まることで重量物吊り上げによるモジュラー建設手法を再定義すると述べています。
組み立て作業には250トン×2、140トン×1のクレーンを使用
Mammoetの掲載記事によると、リングクレーン「SK6000」の組み立て作業は250トン吊りのクローラークレーン2台と140トン吊りのハーバークレーン1台で進められているという。
「SK6000」のカタログ情報では、リングクレーン旋回中心のバラストを配置する部分の大きさは26m×10mですけど、画像を見る限り下地の鋼板は60m分くらい敷設されているようです。円弧状にレールを敷設している部分にメインブームの足元がくる。カタログスペックのメインブーム最大長さは174mになっていますが、何mのブームを組み立てるのか不明。敷地内の撤去したポール位置から岸壁までは180mあるので、最大長さでの組み立ても出来そう。
組み立てをおこなう画像の中で歩いている人と比較すると、リングクレーン「SK6000」がどれだけ大きいのか推測できます。
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