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巨大なアタッチメントを装着した重機の正体

巨大なアタッチメントを装着した重機の正体 建設機械・機器
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巨大なアタッチメントを装着した重機の正体

Rapid Impact Compaction(RIC)
出典:Junttan Oy

得体の知れない巨大なアタッチメントを装着した重機。その正体は、Rapid Impact Compaction(RIC)と呼ばれるもので、油圧ハンマーによる打撃で地盤を締め固める機械だという。

油圧杭打ち装置の設計、製造、販売を手掛けるフィンランドのJunttan Oyでは、3タイプのRICを製造。施工手順は、締め固めをおこなう地盤上に重機を配置してフレーム部分を上下する重りを任意のストローク高さから落下させるというもの。最大打撃回数は毎分100回、重りを落下させるストロークは機種によって差はありますが、500mm~最大1500mm。最大深度9mまでの締固めが可能で液状化リスク低減、地盤耐力向上といった効果があるという。

要は重たいものを落下させて地面をトントン叩いて締め固めるというシンプルで原始的な方法。しかし、使用可能な施工条件下では施工効率が高く、結果として環境負荷低減につながるという。

出典:Junttan Oy
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Van Oordの子会社Wicksが3台のRICを新規導入

Van Oordの掲載記事【2023年10月30日掲載】

Van Oord subsidiary Wicks invests in more sustainable equipment

(Van Oord の子会社 Wicks がより持続可能な設備に投資)

https://www.vanoord.com/en/updates/van-oord-subsidiary-wicks-invests-more-sustainable-equipment/

2023年10月30日、Van Oordの子会社にあたる Wicks へ Junttan Oy のRIC3台が納入されました。納入されたRICは「JUNTTAN RIC 16S」というラインナップに並ぶ3機種のうち最もハイスペックな機種。

「JUNTTAN RIC 16S」は、最大9mまでの地盤締め固めが可能で自重は28トン。最大エネルギーは235kNm。取り付けるベースマシンの重量は85トン~90トン。

モンスター級の重機を一気に3台も導入しているので、大きなプロジェクトが予定されているのかもしれません。特に掲載記事の中では使用する特定の現場について記載はありませんでしたが、RICは施工がスピーディーでコスト効率が高いため、中東やアジアで絶大な人気があると書かれています。

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世界のサルベージ オペレーション

来島海峡で水深60mの海底に沈んだ全長約170mの「白虎」引き揚げをはじめ、日本国内でも多くのサルベージオペレーションがおこなわれています。
世界各地で実施されている困難なサルベージの数々を紹介。

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SEP起重機船 世界ランキング 2023

世界的な再生可能エネルギーへの転換に伴い、洋上風力発電の建設は勢いを増すばかり。
風力タービン設置の専用船ともいうべきSEP起重機船も数多く建造され、大型化する洋上風車に対応するべく既存船アップグレードがおこなわれている。
世界のSEP起重機船56隻のランキングに加えて新造船22隻の建造情報を一覧で紹介。

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