韓国のLS Marineが積載能力13,000トンのCLV建造契約締結

2025年6月30日、トルコのTersan Shipyardは韓国のLS Marine Solutionとケーブル積載能力13,000トンのケーブル敷設船(cable-laying vessel)に関する建造契約締結を発表しました。
建造契約はトルコのイスタンブールで6月28日にTersan Shipyardの会長であるNurettin PaksuとLS Marine SolutionのCEO Kim Byung-ok により正式に調印がおこなわれたという。
新造ケーブル敷設船の船体設計はノルウェーのSalt Ship Designによるもので、全長148.4m、幅31m、最大100名の乗組員を収容可能。ケーブル積載量は13,000トン。
建造には約3年かかる見込みで、2028年に稼働開始予定。

HVDCケーブルと光ファイバーケーブルを同時に敷設

建造契約がおこなわれたケーブル敷設船の特長のひとつとして、HVDC(High Voltage Direct Current:高圧直流送電)ケーブルと光ファイバーケーブルを同時に敷設することができるという。
Tersan Shipyardのプレスリリースでは、HDVCケーブルと光ファイバーケーブルを同時に敷設できるケーブル敷設船は本船を含めて世界に3隻しかいないと説明されています。建造中のケーブル敷設船で同様の能力をもつ船舶はもっといると思うので、現在稼働しているケーブル敷設船が対象になっていると思われる。
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