世界最大のクレーン船「Sleipnir」がスコットランドにあるDunlin Alphaプラットフォームのトップサイドを撤去。
トップサイド撤去の様子と記事後半ではDunlin Alphaプラットフォーム建造時(45年前)の様子もあります。
Dunlin Alphaプラットフォーム
Dunlin油田は、スコットランドのシェトランド州ラーウィックの北東195 kmに位置している。Dunlin Alphaプラットフォームは、1977年に設置、1978年8月から生産を開始、2015年に廃止計画が発表されていた。
Dunlin Alphaの廃止措置における重要なマイルストーンのトップサイド撤去
Topsides removal a significant milestone in decommissioning of Dunlin Alpha (heerema.com)
撤去したトップサイド重量は11,750トン
トップサイド撤去に向けての準備は2022年4月から開始されていた。「Thialf」により約3,500トンのモジュールが撤去された。
次に「Sleipnir」により、残りの約3,500トンのモジュールを撤去。
そして、重量11,750トンのトップサイドの吊上げ。その前に、吊具の準備と玉掛け。
ワイヤーの太さヤバいですね。500mmくらいありそう。記事によると、トップサイドを吊り上げるための吊具重量は550トン。シャックルや平衡滑車も一部ありますが、ほぼワイヤーのみで550トン。
玉掛け作業も大変そうです。
そして吊上げ。重量は11,750トン。
やっぱり動画が分かり易いですね。先ほどの極太ワイヤーも登場します。全体の感じとしてはカッコいい感じで仕上がってます。こういう動画を日本の土木会社も作れば世間のイメージ変わっていくと思いますけどね。
Dunlin Alphaプラットフォーム建造時の様子
今回、トップサイドが撤去されたDunlin Alphaプラットフォームですが、水深151mの海底に立っています。下部構造はコンクリート製で重量は225,000トン。
45年以上前の建造時の映像など、興味深いものがありましたので、気になる方はどうぞ。
リンク先 Fairfield Energy | The Dunlin Timeline
出典:Fairfield Energy
出典:Fairfield Energy
出典:Fairfield Energy
出典:Fairfield Energy
よく読まれている記事