知らないうちにAフレームの改造を終えていた「Thialf」がアイルランドにあるガス田プラットフォームのトップサイドを撤去。
Kinsale Bravoプラットフォーム撤去
2021年11月にAフレームの改造を発表していた「Thialf」ですが、いつの間にか完了していたようです。Aフレーム改造につていは記事後半に記載しています。
Kinsale Headガス田には、Kinsale AlphaとKinsale Bravoと呼ばれる2つのプラットフォームがあります。今回撤去したのはKinsale Bravoのトップサイド。
トップサイドを搭載している運搬台船はHeerema社が所有する「H-541」。全長165m、幅42m、深さ10.7m、載貨重量トン数41,947トン。
出典:Heerema Marine Contractors
「Thialf」Aフレーム改造
「Thialf」Aフレーム改造の理由は以前の記事でも紹介しましたが、北海からバルト海へ行く時に通過する橋、Great Belt Linkの桁下制限をクリアするため。
改造前と改造後の見た目
改造前と改造後のAフレームを確認。
Aフレームに部材が追加されているのが分かりますが、既存のAフレームには大きく変わった所は見られません。Aフレームの後ろが ”くの字” に折れ曲がりながら畳まれる形状をイメージしていましたが違うようです。
Aフレームを格納した状態の画像がこちら👇👇
Aフレームの鉛直に立っている部材の根元が前にスライドして格納。よく考えられてますね。
そもそもAフレームの改造理由になっていた「Arcadis Ost I」の風車設置。例の「Orion」が世界最大のモノパイルを打設している現場です。「Rotor Nacelle Assembly (RNA)」による作業が始まればお伝えします。
気になって「Arcadis Ost I」付近のAIS情報見てみたら「Orion」いました。頑張ってるのかな。
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