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高さ338.5mの「海基2号」ジャケットが完成、アジア最大更新

高さ338.5mの「海基2号」ジャケットが完成、アジア最大更新 石油プラットフォーム
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高さ338.5m、重量37,000トンの「海基2号」ジャケットが完成

2024年3月12日、中国海洋石油(CNOOC)が広東省珠海市金湾区のヤードで建造していた石油・ガスプラットフォーム「海基2号」のジャケットが完成し、輸送台船へ積み込みがおこなわれました。今後は、香港から南東へ約220km、水深約325mの海域に設置される予定で流花11-1/4-1油田の2次開発として使用されるという。

横に倒した状態で建造された巨大な「海基2号」のジャケットは高さ338.5m、重量は37,000トン。これまでアジア最大とされていた「海基1号」のジャケットは高さ302m、重量30,000トンだったので、高さ36m、重量7,000トン増加。

プラットフォーム名称海基1号海基2号増加量
ジャケット高さ302m338.5m+36.5m
ジャケット重量 30,000トン  37,000トン +7,000トン
設置場所の水深284m325m+41m
プラットフォーム全高340m428m+88m
プラットフォーム全体重量40,000トン50,000トン +10,000トン 

輸送台船「海洋石油229」

完成した「海基2号」のジャケットを設置海域まで運ぶのは、輸送台船「海洋石油229」。船体寸法は長さ234.7m、幅65m、深さ14.25m。輸送台船「海洋石油229」はかなり大きな台船ですが、「海基2号」のジャケットはさらに巨大であるため、積み込みが完了しても100m以上オーバーハングした状態になっています。

「海洋石油229」は、2022年に船体延長させて浮力を増加させる改造を実施しており、輸送だけであれば最大積載重量89,000トン。しかし、今回のようにスライド進水させる場合の最大積載重量は38,500トン。なので37,000トンという「海基2号」のジャケットは、現況の施工設備ではほぼ最大重量。

船名海洋石油221海洋石油228海洋石油229
長さ153.55m192.73m234.7m
36m52.5m65m
深さ9m12.75m14.25m
最大積載重量不明57,000トン89,000トン
スライド進水不明18,000トン38,500トン
中国海洋石油の所有台船
出典:海洋石油工程股份有限公司

広東省珠海市金湾区の製作ヤード

「海基2号」は設置場所に近い広東省珠海市金湾区のヤードで製作されました。

Googleマップの航空写真で見てみると、ヤードには製作中のジャケットを確認。地図上でジャケットの長さを計測するとほぼ「海基2号」と同じでした。どのくらいの期間で製作されているのか不明ですが、Googleマップの航空写真で確認できる位なので相当長い期間だと思われる。

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豪快なジャケット進水方法

重量37,000トンという「海基2号」のジャケットを気中で吊り上げることが出来るクレーン船は世界中のどこにも存在しない。したがって、現地で設置する時には「海基1号」と同様に台船上をスライドさせてジャケットを進水します。

進水後は浮いている状態のジャケットにクレーン船で玉掛けをおこない、建て起こして設置という流れ。

「海基2号」のジャケット進水が実施されれば記事で取り上げますのでお楽しみに。

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