約3,100km離れたサイパン島から北海道沿岸に漂流した台船
2026年8月19日、北海道の霧多布岬から南へ約5.5kmの海上に船が流されていて定置網に近づいているという通報が付近の浜中漁協同組合からあったという。
海上保安部が巡視船やヘリコプターなどで調査したところ、流されていた船はハワイのホノルルに本社を置くアメリカの輸送サービス会社Matsonが運航する土砂などを運ぶ非自航式の台船「Oceania」。船体寸法は長さ91.49m、幅24m。
台船は無人で、積み荷や油の流出は確認されていないという。

出典:MATSON
2026年4月の台風4号によりサイパン島から北海道へ漂流

報道されている情報によると、台船「Oceania」は約4か月前の2026年4月に西太平洋を襲った台風4号(SINLAKU)の影響でサイパンの港から漂流し、北海道の霧多布岬付近まで流されたという。その距離は約3,100km(約1,670海里)。台船「Oceania」は2026年5月に小笠原諸島の父島付近で目撃され、その後は行方がわからなくなっていた。
台船「Oceania」が漂流する原因となった台風4号は4月9日に発生し、サイパン島付近を通過した4月14日21時の時点で中心気圧950hPa、最大風速45m/s。
台風4号(SINLAKU)の経路図

(https://www.data.jma.go.jp/typhoon/route_map/bstv2026.html)
巡視船「えりも」で漂流する台船「Oceania」の対応

漂流していた台船「Oceania」は海岸まで約500mの地点まで近づき危険なため、海上保安部は巡視船を使って釧路沖にえい航しながら、台船を所有する会社と寄港先などを協議しているという。
AIS情報を確認すると、現場付近にいる巡視船「えりも」(PL02)の航行状態を示すNavigational statusはRestricted Manoeuvrability(操縦性能制限船)となっており、台船「Oceania」に曳航ラインを取って陸側に近づきすぎないようコントロールしているように見えます。
巡視船「えりも」は、第一管区海上保安部の釧路海上保安部に所属。

出典:Kushiro Coast Guard Office
| 船名 | えりも |
| 総トン数 | 1,500トン |
| 長さ | 96m |
| 建造年 | 2017年 |















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