東洋建設が洋上風力向けウォータージェット式ケーブル埋設システムでAiP取得

出典:TOYO CONSTRUCTION
2026年8月24日、東洋建設は洋上風力向けのケーブル埋設工事に導入する「高出力ウォータージェット式電力ケーブル埋設システム」について、日本海事協会(ClassNK)からAiP(Approval in Principle:基本設計承認)を取得したと発表しました。
「高出力ウォータージェット式電力ケーブル埋設システム」は、高出力ウォータージェット式ケーブル埋設機、LARS(Launch and Recovery System:着水揚収装置)及び⺟船で構成。高出力の水流噴射圧力機能を備えたケーブル埋設機により、海底電力ケーブル埋設作業を効率化。電力ケーブルは取扱いに高度な配慮を要する製品であることから、東洋建設では安全および品質確保の観点から潜在的な危険を網羅的に洗い出してリスクを評価・特定するリスクアセスメント技法の一種であるHAZID(Hazard Identification:リスク源の特定)を実施。併せて、ClassNKが定めるガイドラインに基づく評価がおこなわれ、今後の詳細検討及び評価を前提として必要な要件を満たし得るものであることが確認されたことからAiPの取得に至った。海底電力ケーブル埋設システムがClassNKからAiPを取得するのは国内初の事例だという。
海底電力ケーブル埋設作業の効率化については、東洋建設が2023年度~2025年度にかけて、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「風力発電等技術研究開発/洋上風力発電低コスト施工技術開発(ウォータージェット式海底ケーブル埋設機施工技術実証)」の助成事業として実施したもので、今回のAiP取得も当該研究開発項目の一環としておこなわれた。
東洋建設は、2026年度中の完成に向けて高出力ウォータージェット式ケーブル埋設機の製作を進めている。
2024年10月にSMDの海底ケーブル埋設機調達を発表


2024年10月15日、東洋建設はSOIL MACHINE DYNAMICS LIMITED(SMD)の海底ケーブル埋設機について調達決定を発表している。調達費用は約40億円。
英国のSMDは、海中埋設機製作のトップメーカーで再生可能エネルギーをはじめ、石油・ガス・通信・海底資源などの世界市場で卓越したエンジニアリング力を誇り、水中における先進的な遠隔操作型および自律型の技術・システム・サービスを提供。
洋上風力事業は、洋上風力発電所の大規模化や沖合への展開が進むことにより、大水深において、大規模かつ大量施工に対応する船舶と機械の導入が重要となるとした上で、SMDの海底ケーブル埋設機調達にあたり、数多くの海洋工事や大水深での実績を通じて深めた知見と培った技術を取り入れ、東洋建設独自の海底ケーブル埋設機としていく。
海底ケーブル技術開発を通じて取得したエンジニアリング力と海底ケーブル埋設機の導入、および新造した自航式ケーブル敷設船「DISCOVERY」を用いて、国内の過酷な自然条件に適応するケーブル施工技術の確立に向けた取り組みを更に進め、施工の低コスト化を実現。















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