世界初の洋上風力を利用する半潜水式水素製造プラットフォーム「申海氢能1」

世界初の洋上風力を利用する半潜水式水素製造プラットフォーム「申海氢能1」 洋上風力発電
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世界初の洋上風力を利用する半潜水式水素製造プラットフォーム「申海氢能1」

出典:CIMC Raffles Offshore

2026年10月13日、CIMC Raffles Offshoreは広東省江門市で世界初となる洋上風力による電力を利用する半潜水式水素製造プラットフォーム「申海氢能1」(Shenhai Hydrogen Energy No. 1)のlaunch ceremonyをおこないました。

CIMC Raffles Offshoreのプレスリリースでは、”launch ceremony” と説明されていますが、プラットフォーム「申海氢能1」は進水されていない。launch ceremonyと言うと一般的に進水式を意味していますが、今回の場合はプロジェクトの発表式という意味合いで使われているようです。

半潜水式水素製造プラットフォーム「申海氢能1」は、中国船級社(China Classification Society)の船級認証および法定検査を取得した中国初のプロジェクトで、海南島沖の南シナ海に設置される予定。厳しい海象条件および水深の浅い海域での運用を想定して設計されており、洋上風力発電と水素製造を革新的に統合。現在、南シナ海への投入に向け、陸上でのシステム試運転がおこなわれています。

主な技術的特徴として、50年に1度の極端な海象条件にも耐えるという水深の浅い海域向けの革新的な多点係留システムが挙げられている。そして、系統連系および独立電源の両方に対応する電力供給機能やPEM(Proton exchange membrane:プロトン交換膜)型電解槽を安定稼働させるための動揺抑制技術を装備。さらに、1,000Nm3/h※級のPEM型電解槽と3種類の水素貯蔵システムを搭載し、海洋環境への適応性を検証するほか、無人でのインテリジェントな運用・保守を可能にする遠隔監視システムも導入されている。(※ Nm3/hとは、0℃、1気圧の標準状態下における気体の体積流量を表わす単位)

出典:CIMC Raffles Offshore

CIMC Raffles Offshoreは今回の”launch ceremony” について、海洋グリーンエネルギー機器分野における自社の自主的な技術革新の成果であり、石油・ガス関連機器からグリーンエネルギー関連機器へと転換を図る上での重要なマイルストーンだと述べています。「煙台洋上エネルギー島」(Yantai Offshore Energy Island)における水素・アンモニア・メタノール統合実証プロジェクトの一環として、半潜水式水素製造プラットフォーム「申海氢能1」は沿岸域から遠洋域へと展開する「洋上エネルギー島」製品ラインを強化するものになるという。遠洋における洋上風力発電の活用やグリーン海運に向けたエネルギー供給拠点としての運用に向け、技術的・実務的な経験を蓄積する役割も担っており、 洋上風力による電力から水素を生成する取り組みを可能にすることで、洋上におけるグリーン電力の消費課題の解決や海洋新エネルギー産業チェーンの構築を支援。クリーンな海洋エネルギーを拡大し、グリーンで低炭素な発展を推進するための一歩と位置付けている。

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