中国のZPMCで建造しているLDAのSOV「Wind of Ocean」進水


出典:LD Armateurs
2026年8月31日、LD Armateursは中国の上海振华重工(ZPMC)で建造しているSOV「Wind of Ocean」の進水に成功し、重要なマイルストーンを達成したと発表しました。
LD Armateursの発表情報によると、進水式がおこなわれたのは8月30日。「Wind of Ocean」は次世代SOVとしてZPMCで建造している2隻のうちの1隻目にあたる。今後は、2027年に予定されている引き渡しに向けて艤装、システム統合、海上公試といった次の建造段階へと移行する。引き渡し後は、ドイツ沖の北海にある洋上風力発電所「DanTysk」および「Sandbank」での稼働を予定。

出典:LD Armateurs
SOV「Wind of Ocean」は全長90m、幅19.6m、深さ7.3m。Salt Ship Designによる船体設計を採用。96人の宿泊が可能で、30日以上の連続稼働能力を備えている。
推進システムには、ディーゼルエンジンとリチウムイオンバッテリーのハイブリッド方式およびDC(直流)バスバー配電システムを採用しており、稼働負荷に応じた出力調整が可能。これにより、燃料消費量と二酸化炭素排出量を効果的に削減。また、DP2のDPS(自動船位保持装置)、伸縮式の動作補償ギャングウェイ(乗降用ブリッジ)、3D動作補償クレーンを装備し、洋上での複雑な環境下で人員や機器の移送に伴う安全上の課題に対応。居住区画は「洋上のホテル」をコンセプトに設計されており、作業エリアと居住エリアの双方で快適性を追求することで、長期滞在する要員の十分な休息を確保し、O&M業務全体の効率向上を図っている。
LD Armateursとして、SOVでは初となるdouble-ended設計を採用。対称的な船体形状と同一仕様のアジマススラスター4基を搭載することで、よりシンプルかつ柔軟な構造により、優れた動的位置保持(DP)性能と高い操縦性を実現。また、メンテナンスの簡素化に加え、洋上作業時の効率向上や、居住区における騒音・振動の低減も図られているという。
| 船名 | 建造番号 | 稼働開始予定 | 稼働予定のプロジェクト |
|---|---|---|---|
| Wind of Ocean | ZPMC1159 | 2027年中頃 | 「DanTysk」「Sandbank」 |
| Wind of Energy | ZPMC1160 | 2027年末 | 「Nordlicht I」「Nordlicht II」 |
















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