世界最大のケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」海上公試へ

世界最大のケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」海上公試へ 洋上風力発電
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世界最大のケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」海上公試へ

ケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」
出典:Jan De Nul

2026年8月28日、Jan De Nulは中国の招商局重工(CMHI)海門基地(Haimen shipyard)で建造しているケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」が海上公試(SEA TRIAL)に向けて造船所を出港したと発表しました。

海上公試では造船所を離れ、海上で徹底的な試験を実施。岸壁では確認できない操縦性能や船内の各種システムに至るまで、あらゆる項目について厳しいチェックがおこなわれる。これは重要な総仕上げ(リハーサル)と位置付けられており、すべての機能が正常に動作しているか、そして本船が将来の任務に就く準備が整っているかを確認する機会となる。

そのプロセスは極めて綿密で、海上公試期間中には100以上の試験手順が実施され、個別の試験項目は2,000以上に及ぶ。海上公試には造船所から141人、Jan De Nulから24人の合計165人が参加するという。

Jan De NulのSenior Technical Superintendent(上級技術監督官)であるPieterjan Storme氏は、ケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」の海上公試について次のようにコメントしている。建造が始まった2024年11月当時、現場には実質的に何もない状態で、それ以来、私たちは本船が段階的に形を成していく様子を見守ってきました。初期の構造体が組み上げられ、やがて本格的な稼働が可能となり、今まさに海へと乗り出そうとしています。数年にわたりプロジェクトに携わってきたすべての人にとって、海上試運転はこれまでの懸命な努力が一つに結実する様子を、目の当たりにする特別な瞬間で集大成と言えます。

海上公試が完了して引き渡しがおこなわれた後は、TenneTの2GWプログラムに動員予定となっている。同型の姉妹船であるケーブル敷設船「William Thomson」の建造も進められており、世界最大のケーブル敷設船2隻は長距離にわたってエネルギーネットワークを接続する連系ケーブル敷設において、最先端の性能を誇る船舶となる。

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AIS情報で海上公試の動静を確認

出典:Marinetraffic

ケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」のAIS情報を確認すると、海上公試に向けて江蘇省 南通市 海門市にある招商局重工海門基地を出港したのは、2026年8月20日早朝。その後、長江沖合で5日間にわたり海上公試をおこなったとみられ、現在は再び造船所のドック内に戻っていました。

現段階で海上公試が完了しているのか、それとも引き続き海上公試がおこなわれるのかは不明。海上公試が完了すれば、ケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」は引き渡し可能な状態となる。

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ケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」

ケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」
出典:Jan De Nul
船名Fleeming Jenkin
ケーブル
積載量
28,000トン
長さ215m
40m
スラスターアジマス:2,600kW×4基
バウ:2,100kW×3基
格納式:2,600kW×2基
最大速力13.5ノット
DPSDP2
完成予定2026年

ケーブル敷設船「Fleeming Jenkin」の船体寸法は長さ215m、幅40m。巨大な船体には、最大28,000トンのケーブルを積むことができ、ケーブル敷設船としては世界最大級の規模。

甲板上に2つと甲板下に1つ、合計3つのケーブルカルーセルに加えて光ファイバー用の大きなホールドが装備されており、最大4本のケーブルを同時に敷設可能。船尾にはシュートとケーブル敷設ホイールが搭載され、最大150トンのケーブル張力を処理するテンショナーと組み合わせることで、シュートを使用すると水深が浅い海域のケーブル敷設が可能、そしてケーブル敷設ホイールを使用すると水深が深い海域での設置が効率的になり、最大で水深3,000mという深海にケーブル敷設ができる設計になっている。

ディーゼル微粒子フィルターと窒素酸化物(NOx)低減システムを組み合わせた高度なデュアル排気フィルターシステムを搭載しており、バイオ燃料とグリーンメタノールで稼働するエンジンと組み合わせることでCO₂排出量を削減し、NOx排出量の大幅削減と合わせて厳しいEURO VI排出ガス規制も満足する超低排出船(ULEv:Ultra-Low Emission vessel)となっている。さらに、2.5MWhのバッテリーによりピークカット、負荷平準化、瞬時運転予備力、エンジン負荷の最適化を実現。

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