ベルギーのアントワープを出港した全長294mのコンテナ船「CMA CGM BARRACUDA」がスヘルデ川の河口で座礁する事故が発生。タグボートの救援により座礁から数時間後には離礁したようです。
オランダのスヘルデ川で全長294mのコンテナ船が座礁
2023年1月13日01時(UTC)頃、ベルギーのアントワープからドイツのハンブルクに向かって航行中のコンテナ船「CMA CGM BARRACUDA」がスヘルデ川のクライニンゲン(Kruiningen)で座礁。その後、タグボートの救援により13日05時(UTC)の時点では離礁し、少し下流の錨泊地へ移動することが出来たようです。
事故原因は分かっていませんが、コンテナ船の機械的あるいは電子的なトラブルが原因でしょうか。座礁したスヘルデ川の川幅は広い部分だと4km以上ありますが、Googleマップで確認すると川の中に砂が体積してできた洲があるので航行できる航路幅はそこまで広くないようです。外洋の大海原で周囲に船舶がいなければ気を抜くこともあるかもしれませんが、狭い川の中で尚且つ他船の往来が多い場所で操船を怠るという事は少し考えにくい。
事故が起きた時刻は深夜なので、目視による周囲の確認がほぼ出来ない暗闇の中、300m近い船を画面だけ見て操船するのって想像するとかなり怖いですね。
船名 | CMA CGM BARRACUDA |
総トン数 | 54,152トン |
コンテナ積載量 | 5,090 TEU |
長さ | 294m |
幅 | 32m |
船籍 | マルタ |
建造年 | 2007年 |
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