世界一大きい乗り物だけを集めた「世界一おおきいのりもの図鑑」が発売に。タイトルを見ただけで子供から大人まで好奇心をくすぐられ、ちょっと中身を覗いてみたくなる。そんな世界一が集められたのりもの図鑑に登場するクレーン船はやっぱりあのクレーン船。
「世界一おおきいのりもの図鑑」に登場する世界一大きいクレーン船
2023年1月31日に講談社から発売された「世界一おおきいのりもの図鑑」。
巨大なものや世界一のものって年齢関係なく興味を惹かれ、気になって見てしまいます。それぞれに理由や必要があって、進化し巨大化しているものばかり。「世界一おおきいのりもの図鑑」では船、列車、自動車、飛行機、ロケット、宇宙船など様々な分野から世界一大きい乗り物が紹介されています。
気になる海に関する世界一大きい乗り物は3つ紹介されていました。
世界一大きいクレーン船
当ブログでも作業の様子などを記事で取り上げている世界最大の吊り上げ能力を誇る20,000トン吊りクレーン船「Sleipnir」。世界一大きいクレーン船として紹介されていました。
2019年に建造された「Sleipnir」。所有するのは、オランダのHeerema Marine Contractors。船名は、主神オーディンが騎乗する8本脚の軍馬の名前に由来。建造費用は10億米ドル。日本円で1,200億円。(1ドル=120円換算、2015年3月時点)
LNG燃料を使用する地球環境にも優しい最先端のクレーン船という側面もあります。
吊り上げ世界記録は17,000トン
「Sleipnir」が記録した世界最大の吊り上げ重量は17,000トン。2022年10月4日、デンマーク沖合の北海にあるタイラ油田のトップサイド設置で記録された。
世界最大のクレーン船が取り扱う全てのものが巨大。なかでも重量物を吊り上げるために必要不可欠なワイヤーなど吊具の大きさは圧巻。
他にも「Sleipnir」についての詳細な情報については👇のページで確認
世界一大きい豪華客船
世界一大きい豪華客船として紹介されているのは「Wonder of the Seas」。総トン数と旅客定員で世界最大となっている。
2019年4月にフランスのアトランティーク造船所で ”First steel cutting” が行われ、当初は2021年春に引き渡し予定でしたが、新型コロナウイルスによる影響で遅延し、2022年1月27日にフランスのマルセイユで所有するロイヤル・カリビアン・インターナショナル (Royal Caribbean International)への引き渡しが行われました。
総トン数 | 236,857トン |
長さ | 362.04m |
幅 | 64.0m |
客室数 | 2,867室 |
乗客定員 | 6,988名 |
乗組員 | 2,300名 |
航行速力 | 22ノット |
船として浮かび、世界の海を自由に移動できることは当然ですが、世界一大きい豪華客船ともなるとその膨大なキャパから巨大ホテルというか、一つの”都市”と言っても過言ではない。
「Wonder of the Seas」には18のデッキと24機のエレベーターがあり、客室数は2,867室。
世界一大きい船
出典:Shell
世界一大きい船。ざっくりした分類ですが、世界一大きい船として紹介されているのは、FLNG「PRELUDE」。全長は驚異の488m、幅74m、総トン数30万トン、排水トン数60万トン。
オーストラリアのガス田でFLNG(浮体式液化天然ガス生産設備)として使用される目的で2017年に韓国で建造された。年間約360万トンのLNG、年間約40万トンのLPGおよび日量約3.6万バレルのコンデンセートを生産・液化・貯蔵・出荷する能力がある。
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