世界最大のSEP船「Voltaire」エスビャウ港に入港
2023年5月10日、世界最大のSEP起重機船「Voltaire」が長い航海を終えてデンマークのエスビャウ港に入港。初作業に向けた試運転や調整などを実施していた中東のアラブ首長国連邦を出港したのが3月21日なので、航海にかかった日数は実に50日間。アラブ首長国連邦からアフリカ大陸南端を通るルートでデンマークのエスビャウ港までの距離は約21,600km、11,700マイル。航海距離の11,700マイルを所要日数の50日×24時間で割ると算出される平均速力は、約10ノット。
SEP起重機船「Voltaire」が係留しているのは、エスビャウ港のNorth Portと呼ばれる場所。
今後はDogger Bankで初作業の予定
名称 | Dogger Bank A | Dogger Bank B | Dogger Bank C |
発電容量 | 1.2GW | 1.2GW | 1.2GW |
風力タービン | GE Haliade-X 13MW | GE Haliade-X 13MW | GE Haliade-X 14MW |
設置数 | 95基 | 95基 | 87基 |
風車基礎 | モノパイル | モノパイル | モノパイル |
完成予定 | 2023年 | 2024年 | 2026年 |
デンマークのエスビャウ港に入港したSEP起重機船「Voltaire」は、このあと初めての施工となる「Dogger Bank Wind Farm」へ風力タービン設置に向かう予定。タービン部材の積み込みは Able Seaton Port で行われるので、そちらへ向かうものと思われる。
よく読まれている記事