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MSCクルーズ初の船体デザイン「MSC Euribia」引き渡し

MSCクルーズ初の船体デザイン「MSC Euribia」引き渡し 船舶
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MSCクルーズの大型クルーズ船「MSC Euribia」引き渡し

 2023年5月31日、MSC Cruisesの大型クルーズ船「MSC Euribia」の引き渡しがフランス西部のビスケー湾に面したサン=ナゼールにあるアトランティーク造船所で行われた。2022年12月に就航した「MSC World Europa」に続いてMSC Cruisesでは2隻目となるLNG燃料船。

 全長331.43m、幅43m、総トン数184,011トンの大きな船体には、デザインコンテストで選ばれたアーティストAlex Flämig氏による海への献身を体現する作品「SaveTheSea」が採用され、船体を彩っている。MSC Cruisesの中で船体にデザインが描かれているクルーズ船はこれまでにおらず、「MSC Euribia」が初めて。

 船内には2,419室の客室があり、乗客定員6,327人、乗組員1,711人の合わせて8,000人以上が乗船可能。最大速力は22.3ノットで、LNGと場合によっては低硫黄船舶用軽油(marine gas oil)で稼働するバルチラ(Wärtsilä)のデュアルフューエルエンジン(2元燃料エンジン)を4基搭載している。

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コペンハーゲンで命名式の予定

 2023年6月3日にサン=ナゼールを出港した「MSC Euribia」はデンマークのコペンハーゲンに向かっており到着後、6月8日に命名式が行われる予定。そこで洗礼を受けて就航するという。

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