SEP船「Wind Orca」のアップグレード部材が韓国を出港
We are thrilled to announce that the components for the first 1600-ton leg crane for Cadeler A/S have been loaded onto the BigLift Shipping B.V.’s heavy lift vessel ‘Happy Sky’ and are now on their way to the Netherlands.
(Cadeler A/S の最初の 1600 トン レグクレーンのコンポーネントが BigLift Shipping B.V. の重量物運搬船「Happy Sky」に積み込まれ、現在オランダに向かっているところであることを発表できることを嬉しく思います。)
LinkedIn | GustoMSC(2023年8月25日投稿)
アップグレードが予定されているCadelerのSEP起重機船「Wind Orca」のクレーン部材が重量物運搬船「Happy Sky」に搭載され、オランダへ向けて製造された韓国の蔚山を出港。AIS情報によると、蔚山を出港したのは2023年8月24日。順調に航行すれば9月下旬には到着すると思われる
アップグレードするクレーンの設計を手掛けるNOV傘下の GustoMSC が LinkedIn(ビジネス特化型SNS)に投稿した内容によると、運搬先はオランダのスヒーダム(Schiedam)。
CADELERは、保有する2隻のSEP起重機船「Wind Orca」、「Wind Osprey」のアップグレードについてSemco Maritimeと2023年1月に契約を締結している。Semco Maritimeは、以前にも同じ2隻のアップグレードをおこなった実績があり、今回で2度目。
主なアップグレード内容は、1,200トンから1,600トンへクレーン容量増強と甲板上からの揚程を132mから160mへ増加するというもの。
重量物運搬船「Happy Sky」に積み込まれたクレーン部材
重量物運搬船「Happy Sky」に積み込まれたクレーン部材で確認できるのはクレーンの台座部分、旋回体、そしてクレーンブームの先端部分。Aフレームや先端部分以外のクレーンブームは積まれていないようです。
「Happy Sky」には、900トン吊りのクレーンが2基搭載されており、タンデムリフトで最大1,800トンを吊り上げることが出来る。ジブの長さはそこまで長くありませんが、ジブを水平まで倒した作業半径35.5mの状態でも最大500トン/基の吊り上げ能力がある。
重量物運搬船「Happy Sky」の概要
船名 | Happy Sky |
総トン数 | 15,989トン |
載貨重量トン | 17,775トン |
長さ | 154.8m |
幅 | 26.5m |
搭載クレーン | 900トン×2基 |
出典:Biglift Shipping
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