日本最大の起重機船「海翔」による中央径間架設作業日発表!!
来年2024年12月の完成を目指して建設が進められている宮城県女川町の離島 出島と本土を結ぶ出島架橋事業。待ちに待ったメインイベントの中央径間架設作業日が発表されました。
これまでに作業がおこなわれた側径間架設の時と同じように、中央径間も架設前日に女川港の石浜ヤードで吊り上げをおこない港外へ移動して停泊、翌日に架設という流れで作業をおこなうようです。巨大な中央径間を吊り上げた状態で一晩過ごすというのもなかなかスリリング。
架設位置 | 架設予定 |
---|---|
本土側側径間 | 10月25日 架設完了 |
出島側側径間 | 11月4日 架設完了 |
中央径間 | 11月16日 架設予定 |
中央径間架設日にライブ配信
以前から石浜ヤードの定点映像がYouTubeの女川町公式チャンネルでライブ配信されていますが、中央径間架設日にライブ配信をおこなうという告知がされているので、これまでは映像で見ることが出来なかった架設作業をライブ配信するものと思われる。
以前、女川町から発表された内容では架設工事を見学する場所が確保できなかったというのがライブ配信を実施する理由のひとつに挙げられていました。
LIVE配信予定の女川町公式チャンネル :https://www.youtube.com/@user-lh7lt2dg2j
中央径間の架設が完了しても橋は渡れません
架設後も工事を行います。通行できるのは、令和6年12月以降となります。
女川町 | 出島架橋建設事業における橋体架設日について
当然のことだと思いますが、架設作業の予定が発表された女川町のホームページには架設が終わっても橋は通行できないよ、という注意書きがありました。通行しようとする人がいるのか、もしくは架設作業が終わったら通行できるんですか?という問い合わせがあったのかもしれませんね。通行できるようになるのは、残りの作業が予定通り完了しても1年以上あと。
今回の起重機船「海翔」による作業だけをみても、天候によるものとはいえ結構予定がズレ込みました。当初発表されていた中央径間架設日は10月19日だったので、約1ヶ月の遅れ。なので、最終的な完成予定も遅れる可能性はあるかもしれません。
架設位置 | 当初の架設予定 | 実際の架設日 |
---|---|---|
本土側側径間 | 10月11日 | 10月25日 |
出島側側径間 | 10月13日 | 11月4日 |
中央径間 | 10月19日 | 11月16日 架設予定 |
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日本最大の4,100トン吊り起重機船「海翔」
船名 | 海翔 |
クレーン能力 | 4,100トン |
長さ | 120.0m |
幅 | 55.0m |
深さ | 7.5m |
建造年 | 1987年 |
所有会社 | 寄神建設 |
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