因島南の弓削瀬戸で曳航していた台船と衝突のボート沈没

因島南の弓削瀬戸で曳航していた台船と衝突のボート沈没 国内ニュース
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因島南の弓削瀬戸で曳航していた台船と衝突のボート沈没

2024年6月20日7時30分頃、広島県尾道市因島南の弓削瀬戸で曳航していた台船と衝突したボートが沈没するという事故が発生。ボートに乗っていた乗組員2人は台船に避難して無事だという。

自船で曳航していた台船と衝突して沈没するという不思議な事故。弓削瀬戸と呼ばれる因島と弓削島の間にある狭水道で事故が起きていることから潮流による影響が要因のひとつとして考えられますが、今のところ詳しい事故原因は分かっていません。

沈没したボートに関する情報と考えられる事故原因

衝突によって沈没したボートに関して報道されている情報は以下の通り。

沈没したボートに関する報道情報
  • 福山市の会社が保有する船舶
  • 総トン数19トン
  • 全長15メートルほど
  • 事故当時は自動操舵で航行

沈没したボートは全長約15mで総トン数19トンの小型船舶。そして、事故当時は自動操舵で航行していたということが報じられています。ボートの船名やどこからどこへ向かっていたのかは報道されていない。

事故発生時刻の7時30分頃は9時前の満潮時刻に向かって上げ潮だったことから、弓削瀬戸の潮流は北東流の状態。第六管区海上保安本部発表の沈没船位置も8時40分の発表位置から13時10分に発表された調査結果の沈没船位置では200m程度北東へ移動していました。

台船をボートで移動させる場合、大きく分けて ”曳航” ”押航” ”横抱き” という3つの方法が考えられますが、報道情報では ”引船が曳航していた” と報じられています。ただ、メディアによる船関係のニュース記事では総トン数を船の重量と勘違いしていたり、とんちんかんな内容の記事をたびたび見かけるので ”引船が曳航していた” と書かれていても事故発生時、本当に曳航していたかどうかは分からない。

ボートが台船に衝突した要因として潮流の影響は大きいと思いますが、それだけで衝突・沈没という結果につながったというのは少し考えにくい。潮流以外の要因として、ボート側でエンジントラブルなどの不具合が起きていた可能性や ”曳航” から ”押航” ”横抱き” へ段取り替え作業をおこなっていた可能性が考えられるのかもしれません。

第六管区海上保安本部発表の沈没船情報

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