ノルウェー浮体式洋上風力発電実証事業に約280億円の資金割り当て
2024年3月8日、ノルウェーの気候・環境省が管轄するENOVAは、Source Galileo、Odfjell Oceanwindおよび関西電力が開発を進める「GoliatVIND浮体式洋上風力発電実証事業」を支援するため、20億ノルウェークローネ (約280億円) の資金割り当てを発表しました。
金額の大きさに驚きですが、それだけ国を挙げて再生可能エネルギー事業を後押しするノルウェー政府の意気込みが感じられます。
「GoliatVIND浮体式洋上風力発電実証事業」は、ノルウェー北部のハンメルフェストから北西へ約95kmのバレンツ海、水深300~400mの海域に設置を計画。設置場所から5~11km離れた位置には海洋油田Goliatがあり、発電した電力はGoliat FPSOを介して既設の送電ケーブルを利用し、陸上へ供給される予定。
15MWの風力タービンを搭載した浮体式洋上風車5基を設置する計画で、総発電容量は75MW。2027年中の営業運転開始を目指すという。浮体基礎にはOdfjell Oceanwindが開発している浮体式風力基礎「Deepsea Star」を採用。
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