ノルウェーのOdfjell Oceanwindは、15MW以上の風力タービンに対応した浮体式洋上風力基礎Deepsea Starを発表。2025年以降の利用を目指し、Siemens GamesaのSG 14-236 DD搭載に向けてDNVから基本設計承認を受けている最中だそうです。
15MW以上の風力タービンに対応した浮体Deepsea Star
Odfjell Oceanwind launches the Deepsea Star™ 15MW floating wind foundation
(Odfjell Oceanwind は、Deepsea Star™ 15MW 浮体式風力基礎を始動)
Odfjell Oceanwind launches the Deepsea Star™ 15MW floating wind foundation
2023年2月28日、ノルウェーのOdfjell Oceanwindは、15MW以上の風力タービンに対応した浮体式洋上風力基礎Deepsea Starを発表。現在、Siemens GamesaのSG 14-236 DD搭載に向けてDNV船級協会から基本設計承認(Basic Design Approval)を受けており、2025年以降の利用開始を目指している。
Odfjell Oceanwindは、すでにDeepsea Semi 12MWと呼ばれる今回発表したDeepsea Starよりも搭載する風力タービンの容量が小さい12MWの浮体式風力基礎についてDNVから基本設計承認(BDA)を取得している。
掲載記事の中で、Deepsea Semi 12MWをそのままスケールアップして15MW以上の風力タービンを搭載することは困難なため、Deepsea Starは新しい設計の特徴を持っていると説明。
Deepsea Semiでは、3つある円柱形の浮体の1つに風力タービンを搭載していますが、Deepsea Starでは、風力タービンを浮体基礎の中心に搭載しています。効果としては、浮体基礎の総重量が減少するので喫水が小さくなることや風力タービンをセンターに配置することで波や風など様々な方向から作用する力を分散できるそうです。さらに、対称的なデザインはサプライ チェーンを簡素化し、大量生産に適しており、製作期間とコストを削減することが可能。
将来的には2029/30年頃から使用が予想される最大21MWの大型風力タービンにも拡張できるそうです。
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